おはようございます。
仕事で覚えることが多いので、帰宅しても予習復習が欠かせない、いりのです。
こうなるだろうとは思ってましたが、自分で決めたことなので突っ走ります!(;・∀・)
ゆっくりでもブログ更新はするんだー!
……たぶん(笑)
京都府京都市東山区・蓮華王院 三十三間堂へ行ってきました
国宝 千手観音坐像と千体千手観音立像が圧巻のお堂
8月末の暑い日、hiroさんが数年前から「行きたい」と言っていた蓮華王院 三十三間堂へ行ってきました。
朝早くに出たこともあり、夏休み中とはいえ駐車場には困ることもなく良かったです。
蓮華王院 三十三間堂に就いたのは11時前だったと記憶していますが、早くに30℃は突破しており、まだ午前中だというのに真昼間かと思うような暑さでした。
この日の京都の気温は、帰宅後のニュースで確認したときに36℃くらいだったかと記憶していますが……
照りつける太陽とアスファルトの照り返しがあまりにも強くて、オーブンに入れられて焼かれるってこういう感覚なのかもしれないと錯覚を覚えました。
拝観料を払ってゲートをくぐります。
トイレ近くには、旅行者の方用にロッカーがありました。
大きな荷物があるのなら、預けたほうがいいでしょう。
お堂のなかは狭いため、確実に邪魔になります。
荷物を預けたら、いざお堂へ!
三十三間堂は土足厳禁ですので、靴を脱いで入ります。
ちなみに、靴を脱ぐのはこのマットの上です。
板張りの上で脱ぐと「そこは土足厳禁ですー」と注意を受けます。
下駄箱が目の前にあるので、ついつい板張りまで土足で入ってしまいがちですが、ここ要注意です。
案内の指示通りに進むと、ついに三十三間堂の入り口へ到着です。
それにしても三十三間堂の入り口を見ると、下駄箱の場所があきらかに後から建て増ししたのがわかりますね。
目に鮮やかなほど色が違います。
おそらく昔は、ここで靴を脱いでいたんじゃないでしょうか。
近年の外国人観光客の増加を受けて、入り口で混雑しないように建て増ししたものと思われます。
ここまでが写真を撮影できる限界です。
ここから先は撮影禁止となりますので、ここも要注意です。
全長12間(121メートル)に並ぶ千手観音菩薩立像は圧巻
屋外の、真裏から見た蓮華王院 三十三間堂です。
奥行22メートル・高さ16メートル・幅(南北)120メートル。
正確には121メートルだそうですが、蓮華王院 三十三間堂の公式サイトには120メートルだと記載されております。
- 国宝 三十三間堂
(こくほう さんじゅうさんげんどう)正式名は、蓮華王院で、その本堂が「三十三間堂」と通称されます。これは、東面して、南北にのびるお堂内陣の柱間が33もあるという建築的な特徴によります。「三十三」という数は、観音菩薩の変化身三十三身にもとづく数を表しています。
平安後期、約30年の間、院政を行った後白河上皇が、自身の職住兼備の「法住寺殿・ほうじゅうじどの」と呼ぶ院御所内に、当時、権勢を誇った平清盛の資財協力によって創建したものでした。 ところが、そのお堂は建長元年(1249)、市中からの火災により焼失し、鎌倉期・文永3年(1266)に再建されたのが現存のものです。朱塗りの外装で、堂内は、花や雲文様の極彩色で飾られたといい、今もわずかにその名残を停めています。
地上16メートル、奥行き22メートル、南北120メートルの長大なお堂は、和様、入母屋造り本瓦葺きで、手前からはるか彼方へ一点透視的に漸減する眺めは、胸のすく壮快さです。蓮華王院 三十三間堂 公式サイトより引用
三十三間堂の名前の由来は「本堂が間面記法で「三十三間四面」となる」ことに由来しているそうです。
ここで使用されている「間(けん)」とは、社寺建築の柱間の数を表す建築用語のこと。
「間」も「尺(しゃく)」や「寸(すん)」といった「尺貫法」の一つに入っていますが、三十三間堂に使用されている「間」はちょっと違うというわけですね。
ですが柱間寸法は一定ではなく、いま現在「柱間」として使われる京間・中京間・田舎間と三十三間堂の柱間は、そのどれにも該当しないそうです。
難しい講釈はさておき(;^_^A
奥行22メートル×長さ120メートルの建物のなかに収められた千体もの千手観音菩薩は、見るだけでも圧巻です。
お堂のなかは厳かで、しかし優しく見守られているような、本当にありがたい気持ちになります。
そしてなにより嬉しかったのは、私が大好きな「天」に属する仏像や、迦楼羅王や乾闥婆王などの仏像も千手観音菩薩立像の前に並んでいたこと。
持国天・増長天・広目天・多聞天の四天王や、インド神話で「インドラ」に由来する帝釈天など、カッコいい仏さまがズラリと一列に並ぶ姿は壮観です。
そして建物の中央に坐する千手観音座像も大きく、優しいお顔の穏やかな姿を見ると心が洗われるようでした。
千手観音座像の前に真言が書かれてあったので、何回か唱えました。
「オン・バサラ・ダルマ・キリ・ソワカ」
……だったと記憶しています……たぶん……(笑)
お堂の隅っこのほうには
毎回「参考にさせていただいている」と書いている、桜井識子さんの著書に、ここ三十三間堂の千手観音菩薩様にお願いすると、腕と頭を貸していただけるそうなのですよ。
私は長年の仕事と家事で酷使したせいなのか、肘に少しだけ水が溜まっているそうで、炎症を起こしています。
(※幼い頃からやっていたいろいろなスポーツも関係しているかもしれません)
なので、鉛筆で文字を書いている途中で急に握力がなくなったり、肘に痛みを覚えることが多々ありました。
現在は病院へ行って炎症止めの薬をもらって、毎日肘にシップを貼っています。
なので、家事と仕事をこなすための両肘と、仕事をうまくこなせる頭とおもしろい小説を書く頭をお借りしました。
(※私には千手観音菩薩様が貸してくださる姿が見えるわけではないので「貸してください」と小さい声でお願いをしました)
肘の痛みは軽くなった気がしますし、なにより文字を書いている途中で握力がなくなってボールペンが手から離れることがなくなった気がします。
自分が亡くなったら返しに行けばいいそうです。
返しに行くのは亡くなる前でもいいそうですし、自分が亡くなった後に家族に返しに行ってもらっても良いそうです。
とにかく借りたものを返しに行くことが大事なんだそう。
あたりまえと言えばあたりまえのことですね(;^_^A
私も亡くなって魂だけの存在になったら、三十三間堂へお返しに行きたいと思います。
(※もしhiroさんよりも先に亡くなったら、hiroさんに返しに行ってもらおうと思います)
蓮華王院 三十三間堂の庭も回ってみよう
三十三間堂をお参りしてから外へ出ますと、庭へ回ることも可能です。
お堂の周囲をぐるりと1周することが可能で、蓮華王院 三十三間堂の外観を見学することができます。
涼し気な柳から垣間見える三十三間堂です。
こちらは正面となります。
井戸があります。
暑い日でしたので、水場の涼しさは貴重な気がしましたが、あまり和らぎませんでした……
ここが三十三間堂の真正面となります。
この正面に千手観音座像があるはず……です、たぶん^^;
庭の一部に作られた庭はとてもキレイなのですが、あまりにも照りつける太陽が痛いくらいに暑いので、池の水温が上がっているのではないかと思えました……
鐘楼がありましたが、つくことはできません。
正面からまわって、反対側へと来ました。
最初に写真を撮った場所が、遠く小さく見えます。
とにかく長くて広い庭です。
先ほどの場所から少し進むと、なぜかお稲荷様のお社があります。
社殿は撮影を控えましたが、仏教施設のなかに神道の施設を発見すると、いつ見ても不思議な光景だな~と感じます。
日本ではわりとよく見る光景ですけれど、他国ではありえない気がしますしね。
こちらが、裏側から見る三十三間堂の中央部分となります。
千手観音坐像のお背中があるかもしれません。
長方形の施設なので、シンメトリーではないですけど、裏表がキチンと見えておもしろいな~と感じました。
長かったお庭の探索も終了です。
本当に日差しが強く気温の高い日だったこともあり、思いの外厳しい見学となりました。
気温の穏やかな日に行けば楽しめるのではないかと思います。
そうそう。
お庭に出る前の施設のなかに不思議な箱があります。
なかは万華鏡になっているので、のぞいてみるといいですよ^^
仏様の世界が美しく広がっています。
この日の京都は地獄の釜のなかかと思えるような気温で、外国人観光客の皆さんもバテた様子で三十三間堂を見学していました。
お堂のなかは日差しが入りにくいので涼しいのですが、クーラーがないのと見学者が多いこともあって、ムワッとしています。
おまけに施設内では(あたりまえなのですが)飲食禁止なので、安易に水分補給もできません。
(※庭園の見学では水分補給できます)
夏場は事前に水分を取ってからお堂のなかを歩くことをお勧めします。
(※冬は冬で、雪が降るとかなり寒いと思います)
季節に合った対策を講じれば、楽しくてためになる参拝になると思います。
ぜひ千手観音菩薩様をお参りしてくださいね^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました。