おはようございます、いりのです。
ブログをアップする時間がなくなりそうですが、来年の成人式を過ぎるまでの辛抱!
冬休みから成人式を過ぎれば、冬の閑散期に入るため飲食店も物販も暇が多い時期に入ります。
だけど忙しくても、時間がかかってもいいからゆっくりブログを書くぞー( `ー´)ノ
近畿三十六不動尊霊場巡礼
第9番「別格本山再度山(ふたたびさん)大龍寺(たいりゅうじ)」
〒650-0007 兵庫県神戸市中央区中央区神戸港地方再度山1−3
Tel:078-341-3482
今日は第9番目のお寺「大龍寺」をご案内します。
兵庫県神戸市のお寺です。
神戸市中央区と書かれてあるので、神戸という街を知っている方なら「もしかして都会のド真ん中?」と思われるかもしれませんね。
かの有名な観光地:異人館街も中央区なので、華やかな風景をイメージされるかもしれません。
ですが、神戸市は市街地の背後には連なる山々……かの有名な六甲山がそびえているのですよ……
つまり、北風を吹き下ろす六甲山中にも「中央区」は存在するわけです。
大龍寺は、そんな中央区の山奥に建っています。
三宮バスターミナルより「市バス25系統 森林植物園行」に乗れば20分ほどで到着します。
このバス、ちょっと不便で1時間に1本しか本数がないうえに土日祝日しか運行していません。
しかも4月1日~11月30日までという期間限定の運行です。
これは冬場になると六甲山に雪が降る可能性があり、山道が凍る危険性があるためです。
なので公共交通機関を使用するのであれば、4月~11月の休日に行くことをお勧めします。
バスの時刻表を載せておきます↓↓
三宮発
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/bus/jikoku/basjikoku/0250227010.html
大龍寺発
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/bus/jikoku/basjikoku/0250275010.html
時刻表を見ていただければわかるかと思いますが、三宮発も大龍寺発もバスの最終便が15時です。
あまりに遅い時間の到着になるようでしたら、帰りは社務所でタクシーを呼んでもらったほうがいいかもしれません。
もしくは三宮からレンタカーを借りるのも良いかと思います。
インターネットなどを通じて予約しておけば安心です。
三宮や新幹線の駅がある新神戸にはレンタカーも多くあるので、よほどの繁忙期でない限りは飛び入りでも借りられるのではないでしょうか。
とはいえ、雪が降って積もってしまうと六甲山中の道路は凍ることが多いので、真冬にレンタカーで行くのはあまりお勧めしません。
春から秋にかけて、暖かい日和に行かれることをお勧めします。
大龍寺は参道が六甲縦走コースと交差する自然豊かなお寺
大龍寺は山の中に建てられたお寺特有の長い参道があります。
山門をくぐると、そこからはずっと坂道…
坂道…
坂道…
やっと広場らしき場所に出てきます。
実はここ、参拝者のための駐車場のようなのですが、標識もなにもないため大変わかりにくいです。
最初に通貨した山門の左側を通り抜けると車でも登れるようです。
……が、私たちは(2回目にもかかわらず)車で登って良いのか否かがわからなかったため、山門の前に車を停めて登りました。
思いの外長い坂道であるため、足腰の弱い方は車で登られるほうが良いかもしれません。
坂道は車1台分がとおるには十分の道幅です。
登りきれば、この広場へ停めるといいのかもしれませんね。
奥に見える階段をのぼると大龍寺です。
この大龍寺への参道は六甲山縦走の山道も交差しています。
六甲縦走コースとは、西は須磨、東は宝塚までの尾根伝いにのびる六甲山系ハイキングコースです。
神戸市は六甲山縦走市民の会との共催で、この縦走コースを利用して大会を催しています。
KOBE六甲全山縦走大会⇒http://www.city.kobe.lg.jp/culture/event/rokko/
ちなみにこの大会、走ることは禁止だそうです。
私はこのコースを歩いたことはありませんが、高校の頃の遠足が東は西宮から東は鵯越までを3年かけて歩く六甲縦走でした(;^_^A
(※兵庫県の高校の遠足すべてが六甲縦走とは限りませんので、悪しからず)
ちょっと道を逸れただけで山道に入ってしまいますので、迷わないようにお気をつけくださいませ。
必ず、こちらの階段をのぼってください^^
ですが、この階段をのぼりきっただけでは到着しないのが、山奥にあるお寺の怖いところ(;^_^A
仁王門をくぐっても、「あと少しがんばれ!」とばかりに階段が続きます。
ひぃひぃ言いながら階段をのぼり、ようやくたどり着いた先にある大龍寺の門をくぐると正面にお堂があります。
ここの御本尊は本尊如意輪観世音菩薩だそうです。
本堂から左手には少し開けた場所があり、こちらにも不動明王像が安置されています。
ここにはボケ封じの観音様もおられます。
けっこうご利益があるとのことですので、記憶力に不安のある方も行ってみるのも良いかもしれませんね。
本尊如意輪観世音菩薩は奈良時代の立像で、確か国宝に指定されていたと記憶していますが……この大龍寺にはさらに珍しい神様が祀られています。
それが「三面大黒天」と呼ばれる神様です。
「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」
七福神で祀られている3人の神様が融合しているそうです。
戦国武将・豊臣秀吉が出世を祈願した神様としても有名なのだとか。
確か大師堂の左隣が毘沙門堂だったかと記憶していますが(間違っていたらすみません)、そこに祀られています。
(※拝観はできないようです)
hiroさんの話によると、前回は奥の院大師堂へ行ったらしいのですが……まるで記憶にないよ( ゚Д゚)
拝観料300円を払うと入れる場所があるらしいのですが、奥の院大師堂がそうなのかもしれません。
参拝時間が遅かったため、暗くなるのを避けるためにゆっくり回るのはやめましたが、次回訪れる機会があればゆっくり回りたいです。
不動明王様が祀られているお堂は、大師堂の右隣です。
いつものように真言をとなえ、ご挨拶と日々の感謝とお願い事をして終了です。
巡礼も回数が増えると、自分が本当はなにをしたいのか、そしてなにを願うべきなのか。
そのことが見えてくる予感がしました。
もしかしたら、心の奥底に眠るなにかが見えてくるかもしれない(*''▽'')
そんな期待が膨らみました。
素敵な野良にゃんこ様たちが集う社務所
お不動様が祀られているお堂を少し進んだ先にある階段を下りると納経所と社務所を兼ねた建物があります。
とても立派な建物の前で、愛らしい猫に出会いました。
なんとも立派なお座り姿……
へぇーノラ猫ちゃん?おるんやー
…と思っていたら、他の場所から別の猫ちゃんが。
写真は2枚だけですが、この猫ちゃんの他にも1匹、別の場所から白黒ブチ猫が現れました。
大のネコ好きであるhiroさんと私、野良ネコちゃんたちにご挨拶してから、社務所へ入り御朱印をお願いしました。
あまり神様仏様を写真に撮ってはいけないと思っているせいか、画像が少ないのですが……
ここ大龍寺の社務所は本来納経所であるためか、不動明王様や菩薩様、お大師様が祀られています。
(※記憶が曖昧なのですが……たぶんお大師様もおられたはずf^_^;)
さらには毘沙門堂では確認できない三面大黒天の模写像が祀られています。
三面大黒天がどういう像か確認したいのであれば、こちらの納経所を尋ねると良いかと思います。
御朱印を書いていただいている間にお参りさせていただきました^ ^
なんとも立派な建物で圧倒されますが、アットホームな雰囲気があるお寺です。
御朱印を待っている間にしいたけ茶をご馳走になりました。
椎茸が原料なので、昆布茶に近い感じがありましたが、塩気のあるお出汁みたいで美味しかったです。
帰り道でもノラ猫さまたちにお見送りしてもらいました。
(※本当はゴハンが欲しかったんだと思いますけどね(;^_^A)
帰り道になにげなく、納経所へ行くときにおりた階段の左にそれる道があり、奥へ進んでみました。
その上から奥の家の屋根を覗いてみると、たくさんの野良猫さんたちが!
この日は秋にしては暖かい日よりだったこともあってか、屋根の上で日向ぼっこをしていたのでしょうね。
なんともほっこりした気分で帰らせてもらいました。
再度山 大龍寺
六甲山中に建てられたこの寺はなんとも行きにくい場所にはありますが、雪が積もっていなければで行くことは可能です。
また山奥にあるおかげで空気も気持ちがいい。
暖かい時期になったらぜひ訪れてみてください。
「別格本山 再度山大龍寺HP」↓
http://www.tairyuji.com/keidai21.html#image
読んでくださったあなたにも不動明王様のご加護がありますように^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました。