一昨日の日記でも書きましたが、今日はロッキーが亡くなって半年目の月命日です。
思い出がたくさんあるから悲しい…
お線香をあげましたが、ドライフードはテリーとレアに食べられてしまうと思い断念しました…
(フードを置いたとたん、骨壺を置いてある幅の狭い棚に乗ったので)
半年前までは、素早い動きでお外へ逃げていたにゃんこも、今では静かに眠っています( ;∀;)
ロッキーを拾った当時はmixiのほうに日記を書いていたのを思い出し、ホントに数年ぶりに読み返しました。
ロッキーを拾ったのは母であること。
兄弟猫と一緒に拾っていて、そのコは病状が落ち着いてから実家へ引き取ってもらったこと。
こんときの顛末は未だに忘れられずにいます。
母は父や弟たちから文句を言われたのか、すべてを私に押しつけようとしました。
昔からそうなのですが、母は自分に甘く、情でいきなり動物を拾ったりしますが、自分を確立できていないため、他人からの非難に弱く、立場が悪くなると責任を放棄する悪い癖があります。
その尻ぬぐいはほとんどの場合が私でした^^;
実家には、すでに弟が拾って可愛がっている猫がいました。
弟はその子が神経質なので嫌がっていたようです。
……で、文句を言われた母は、今回も自分の立場が悪くなったので、すでに嫁いで家を出ていた私に、2匹とも押しつけようとしたわけです。
ただ、私が引き取ると言ったということを報告した際に、おそらく弟が、母の性格から察してピンと来たのでしょう。
1匹だけ、実家で引き取ると言ってくれました。
しばらくの間だけ、茶トラ白猫くんを預かることになりました。
(茶トラ白猫=「白色クン」と書きます)
ロッキーは衰弱して低体温症で死にかけていたこと。
耳のなかには死んだ耳ダニがいっぱいいたこと。
白が混じっているほうが兄弟猫で、うしろにいるのでわかりにくいですが、体の大きさがかなり違っていました。
ロッキーは預かった当時、体重が白色クンの半分しかなかった。
白色クン…約1500g
ロッキー…約 800g
before
after
およそ2週間で、こんなふうになりました☆
改めて並べてみると、別人ならぬ、別猫クンだな……
預かった当時はまだ引き取る気がなくて、名前をつけてはいけないと思い、「茶色クン」と呼んでいたこと。
やんちゃな白色クンに比べて、おとなしい性格だなと感じたこと。
一番困ったのが名前が決まらなかったことでしょうか。
なんだか説明しにくいし、変な話なのですが、
私は、動物にもつけてもらいたい名前があるんじゃないかと考えています。
それが気に入ると鳴いてくれるのかな~とか。
ロッキーは本当に反応が悪くて、
……とか、色々と試しました。
でも呼んでも、無視してどこかへ行ってしまうし、これは困ったな~と思っていたときのことです。
ロッキーの耳そうじ中に、どこからともなく聞こえた「ロッキー」という名前を呼んでみたら
「にゃー」
…と、急に反応して振り返ったのです。
ロッキーなんて一度も呼んだことなかったので、ビックリです。
何度も呼んで確認しましたが、なぜだか「ロッキー」は初めて耳にするはずなのに、やっぱり、「ロッキー」という名前だけに、ちゃんと振り返って「にゃー」と返事しました。
mixi日記には、シシィが初めての仔猫に威嚇して攻撃したこととか、自分で拾っておきながら、無責任に私へ押しつけようとした、たまりにたまった母への不満も書いてありました(笑)
……まぁ、母のことはさておき。
いま思い返しても、ロッキーはイケメンならぬイケネコだったな~と思います。
私は、こういう全身に柄のある茶トラを飼ってみたいなーと思っていたので、嬉しかったですね。
それに、本当に優しかった。
ロッキーが優しいと思うようになった事件は沢山ありますが……
一番驚いたのは、仔猫だったレアがじゃれてきて、勢いでロッキーへ咬みついたときです。
ロッキーは本能で反射的に咬み返そうとしたにもかかわらず、途中で口を開け放したまま止めて、ジッと力を入れずに咬むのを耐えてくれました。
このコ、ホンマに優しいし、すごいな。
…と、かなり親バカになりました。
私をママと本気で思っていたのか、ことあるごとに甘えてくるのはもちろんでしたが
わたしが悲鳴をあげたり大きな声を出すと、よほど遠くにいない限り、必ず飛んできてくれました。
シシィとケンカすれば、シシィの威嚇の声に反応し、シシィに飛びかかることは日常茶飯事でしたし、ときには野良猫からも守ってくれました。
普段は気弱で、シシィに威嚇されても引け腰になって、威嚇し返すのがやっとというくらい、弱々しいコだったのですが、
お母たんが襲われている!!
… …と思うと、勇気が出るようで(笑)、どんな状況であっても絶対に退きませんでした。
シシィ相手ならともかく、野良猫に飛びかかったときはヒヤリとしました。
でも、それでも撃退できたときは得意満面の顔をして私を見ていました。
「助けてくれて、ありがとうね~~」
そう言うと、嬉しそうにお外へと戻ってゆくという……
……いや、そこはお家に帰ってくださいな……
と、内心ツッコミ入れましたけども。
一度お外を覚えてしまうと、オス猫はダメみたいですね。
縄張りをチェックしないと気が済まないようで……
きっかけは、起床時にリビングのシャッターを開けた隙に、脱走されたせいだったのですが、以降、毎回パトロールに出ないと気が済まないようになりました。
気弱な優しいコなのに、大丈夫かな~と心配するママをよそに、虫や小鳥を捕まえてきては、私に見せに戻ってくるなどして、毎回、驚かせてくれました。
小鳥のときは私が誉めるまで鳴いていて、誉めたとたんに
ドヤ顏!
キリッとして顎を高く上げた得意満面の顔。
あの顔は今でも忘れません。
できるなら、写真に残しておきたかった……
猫もこんな顔するんだ~とビックリしたのを覚えています。
いつの間にやら、外に出ることを黙認していましたが、最初のうちは外に出ないように気を付けていました。
でも猫を相手に気を付けるとか難しいですね。
近寄られても音がしませんし、出るときは一瞬ですし( ̄д ̄)
成猫の反射速度は優秀すぎます。
勝てないので、もう最後のほうは諦めていました。
でも、それが結果としてロッキーを死なせてしまったわけで。
今はドアを閉めてからシャッターを開けるなど工夫して、どのコも出さないように気を配っています。
メモリアルはロスによる心の乱れを正す、必須アイテムかも?
霊園などに預ける気が起こらないので、未だ骨壺は家にあります。ロッキーが亡くなったあと、私がペットロスになったせいもありますが 、人間ではないので、預けて命日などにお参りするという感覚がないんでしょうね。
骨の一部はメモリアルペンダントを購入して、車のキーにつけました。
私は金属アレルギーなので、ペンダントなのに身に着けられないという……( ;∀;)
不思議なもので、これがあると落ち着きます。
ペットロスの状態もだいぶ軽くなりました。
こういうのって必要なのかな~と正直思っていたのですが、いや、大事です、メモリアル。
あると無いでは、精神的ななにかが大違い。
だから、たぶん、愛する人やペットの死だけでなく、結婚とか子供の誕生で残しておくってことも、きっと、すごく大事なんですよ……たぶん。
落ち着いてきたことで、ようやくロッキーとの思い出は無くならないよな~……と、思えるようになりましたしね。
もしかしたら私は、自分が死んでも猫たちとの思い出を忘れないかもしれません。
でも今は、ロッキーとの思い出を胸に、あのときの反省を踏まえつつ、シシィ、レア、テリーたちとの思い出を増やしたいなと考えています。