言葉を紡ぐ日々

一生懸命、人生を楽しむ主婦いりのの気になること、好きなこと。がん治療のことや、たまにお役立ち情報なんかも書いてゆきます

猫が老化に伴ってできなくなること~ねこの老後は飼い主の愛情深いケアが大事

先日、シシィを慌てて病院へ連れて行かなければならない事態に陥りました。
幸い、大事には至らなかったのですが…… 
 
獣医さんから、猫が高齢化することで起こることをいろいろと教わってきました。

猫も老化することでできなくなることが増える~介護も必要になるペットの高齢化~

事の発端は、久しぶりに爪を切ってあげようと思い、シシィの前足を手に取ったときのことでした。
 
シシィの肉球に真ん中の爪が長く伸びており、深く食い込んでいることに気づいたのです。

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血を流していたので、私はかなりビビりました。
 
「おわ~~血が出とる~~!」
 
…と大騒ぎする私に対し(笑) 、 hiroさんは冷静そのもの。 
 
 「あ~ケガしてるやん。明日の朝、病院へ連れてくしかないなぁ」
 
 
 
……
 
……………
 
 
……………………うん。そうだね。
 
 
いや、まぁ…夜に発見したからね。
 
それが正論だけども^^; 
 
もうちょっと、一緒に心配して欲しかったよ(笑) 
 
 
 ……で☆ 
 
 翌日、かかりつけの病院へ行きました。
 
肉球の傷は小さかったものの、気付くのが遅かったこともあってか膿んでいたようで、けれど、シシィはずっと気になって舐めていたはずだと獣医さんが教えてくれました。
 
そういえば、最近あんまり歩いてなかったな……
 
獣医さんに言われて、ようやく気付きました。
 
単純に年をとったので、寝る時間が増えたんだな~と思っていました;つД`) 

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また獣医さんが言うには、この爪が深く食い込むことは
「年をとったネコにはよくあること」 
 ……なのだそうです。
 
ねこの爪は、人間の爪のようにはなっていないらしく、その仕組みは、たとえるならロケット鉛筆みたいなものなのだそうです。
 
 
ロケット鉛筆を知らない方に簡単にご説明しますと……
 
ロケット鉛筆の仕組みは、使っている芯がなくなったら、古い芯を先端から抜いて、鉛筆の軸となる部分のうしろから古い芯を差し込んで、新しい芯を押し出すシステムの鉛筆です。
 
 
ロケット型の鉛筆というわけではありません。
(こんな鉛筆あっても、使いづらそう……)
 
猫の爪もそんな感じで、新しい爪が古い爪の下から生えてくるのだとか。

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なので、猫は爪とぎをすることで古い爪を取り払い、常に新しい爪に取り替えています。
 
犬は人間と同じように伸びる爪なので、切ってあげればいいのですが…… 
 
猫は違うのか~~ 
 
私は、ネコの爪とぎって、ひっかくことで爪先をピカピカにとがらせているのかと思ってました。
 
 
実は古い爪をはぎ取っていただけだったんですね。
 
そういえば、爪とぎ器を掃除するとき、爪がいっぱい残ってたなと思い出しました。
 
そして、猫の爪トリビア話を聞いたあとで、獣医さんはもっと重要なことを語ってくれたのです。 
 

シシィも私と一緒に10年以上、年老いていたわけで~老齢猫へのケアをしてゆこう

 
獣医さんからの話――猫は年をとると、爪とぎも毛づくろいも自分の力でできにくくなるという話でした。

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自分では若い頃と同じようにやっているつもりでも、力が落ちているので、若い頃と同じようにはできないのだそうです。
 
なので、爪とぎをしても古い爪が取れずに伸びてしまい、シシィのように食い込んで傷を負うようなことは、実は高齢猫には多いのだとか。
 
そういえば、看護師さんに来院の理由を伝えるとき、私はなんと伝えていいものかわからず、「シシィの爪がくいこんで……」と言ったら、すぐに肉球に食いこみましたか?」と返答してくれたっけ。
 
考えてみたら、私には初めてのことでも、獣医さんには何度も診てきた症例なんでしょうね。
 
話を聞いていると、もっとヒドい状態の猫も来たそうです。
 
人間でいうところの親指みたいな位置にある爪がググ~ッと伸び過ぎていて、飼い主さんが気づけずに放置してしまい、爪が一回転して前足へ食いこんでしまって、前足周辺の皮を腐らせてしまったのだとか(゚Д゚;) 
 
シシィも一度、爪が食いこんだからには、爪を取る力が減っている可能性があるので、爪をこまめにチェックして切ってあげるだけではなくブラッシングもマメにしてあげてあげたほうがいい。
 
……と、言われてしまいました。
 
   
 
確かに言われてみれば、今年に入ってから毛が生え変わる時季にシシィの体に毛玉ができていました。
 
hiroさんも実家で飼っていた猫たちで、そんな状態は見たことなかったようで、「なんでやろね~」と2人で言っていたのですが……
 
あれも、老化のせいで毛づくろいが上手くできていなかったんだなぁ……
 
これからはマメにボディチェックしてあげなくちゃ! 
 
……とはいうものの★ 
 
シシィはかなりの神経質なにゃんこでなかなか体を触らせてくれません。
 
私たちはシシィの爪切りはおろか、ブラッシングなども控えていました。

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シャンプーなどもっての外。
 
ブラシを見ようものなら、↑の写真のように隠れます;つД`) 
 
シシィはホントに嫌なことすべてから逃げ隠れします……
しかも勘がいいのか気づくのが早く、隠れるのが上手いです(;´・ω・)
 
どうしても必要なときにだけ、私だけが触れるといった感じです。
シシィは私だけには体に触ることを許してくれます。 
 
シシィにとって、私は(たぶん)お母さんなので、ほんのちょっと嫌なことを我慢してくれるのですね。
 
ただ、シシィの機嫌が悪いときに爪切りなどをしようものなら、たとえ私だとしても、もう手が体を触れただけでも、めちゃくちゃに嫌がって怒ります^^;
 

シシィだけは、爪切りはかなり手際よくやらないと前足10本切れないので、爪切りはかなり上手くなりました(笑) 
 
本気で私たちを威嚇するほどの嫌がり方だったので、できるだけ落ち着いて日々を送らせてあげたいと思い、極力そういったケアは避けていました。
 
幼い頃からかなりなビビりであったシシィには、爪切りとかブラッシングは普通にしてあげても、かなり怖い行為だったのかもしれません。
 
同時に、私は猫を飼うことに対して初心者でした。
 
hiroさんは幼い頃から実家で猫を飼っていたので、かなり手慣れていましたが……
 
ずっとペット禁止のマンション住まいだった私には、本当はシシィはかなり飼いにくい猫ちゃんだったのだろうと思います。
シシィ2ヶ月 シシィ6ケ月
なので、初心者が猫の扱い方をわからずに、知らずに怖がらせてしまった可能性もありますね;つД`)
 
本当に申し訳ない……
 
とにもかくにも、知ってしまったからには無視できません!
 
シシィは実際にケガしたわけですしね。
 
思えばシシィももう13歳★ 
 
猫の介護も考えなければならない年齢です。
 
これからは多少怖がられても、できるだけビビらせないようにして
こまめなボディチェックをしてゆきたいと思います!   

老齢猫としあわせに暮らす―老化の兆候、老化防止、健康管理、病気治療、上手な介護まで。愛猫の老後のために知っておきたいこと、すべて教えます。 犬と猫の老齢医学