おはようございます、いりのです。
先日は、「クラウドワークスのWebライター検定2級講座」のことを書きました。
そして、Webライターに向いていないかもと気づけた、とも。
今回はその件ではなく、記事の中で書いた「早く書けるほうが有利」という部分を考察します。
早く書けるほうが有利になるのはなぜか?
Webライターとして、1ヶ月で稼ぎたい額を逆算すれば、よくわかる
手が早ければ、1日、1週間、1ヶ月で書ける記事数が多くなる。
まぁ、当たり前のことですよね。
でも、それがわかっていない方が意外に多いんだなということを、クラウドワークスに登録し、講座で学んでいるうちに気づきました。
皆さん、1ヶ月に稼げたらいいなという額は決まっていても、そこに到達するために必要な記事数がいくつなのかがわかっていない。
わからないまま、漠然と案件内容や文字単価で申し込んでいる気がしました。
体感すれば一番わかりやすいのですが、1記事に何時間、何日もかけている方が多いようなので、初心者には難しいかもしれません。
なので、稼ぎたい額を逆算するほうが、一番わかりやすいのではないかと思いました。
1日に何記事書けば目標額に到達できるのかを計算してみた
仮に、いりのがライターとして、1ヶ月で30万円を稼ぎたいと考えます。
(※個人事業主で、国民健康保険やモロモロの税金を引かれるとか、そういう計算は今回無視して、単純に稼ぎたい額とします)
そして、クラウドワークスの案件で、1文字1円、1万文字で1万円の仕事があると仮定します。
いりのは、そのクライアント(依頼主)と継続的にお仕事を続けているという設定です。
(※継続して案件を受けたいのならば、「継続案件あり」という見出しや説明文を書いているクライアントを選ぶと良いでしょう)
300,000(円)÷30(日)=10,000円(1日分)
単純に計算すると、こうなりますね。
1記事1万文字で1万円なので、1日に1記事かければ達成ということになります。
1日1記事なら、いけるんじゃない?
そう思われるかもしれません。
でも30日間、1日も休まずに1万文字を書き続けるなんて、やってみると想像以上に至難の業。
(※感覚がわからない方は、一度ブログで1万文字を目指して書いてみるとわかるかと思います)
しかも、これはクラウドワークスの手数料が引かれていない計算です。
クラウドワークスは、ワーカー(働き手)から手数料を取ります。
(※クライアントからは取りません。ただしコンペのキャンセル手数料やタスク保証料などの例外はあります)
(契約金額+消費税)-(システム利用料+消費税)- 契約金額の消費税=ワーカー受け取り金額(税抜)
10万円以下の案件は20%の手数料+消費税が差し引かれます。
案件が1万円の場合
システム利用料:2,420円(税込)
10,000円 × 10% (消費税率)= 11,000円(契約金額(税込))
11,000円 × 20%(システム利用料率(税抜))= 2,200円(システム利用料(税抜)) 2,200円(システム利用料(税抜))× 10%(消費税率)= 220円(消費税)
11,000円 - 2,420円(システム利用料(税込))= 8,580円
つまり、ワーカーが受け取る額は8,580円
……ということになります。
では1件8,580円で計算し直します。
300,000(円)÷8,500(円)≠35(件/30日)
手数料が引かれたので、1ヶ月の受注件数がおよそ5件ほど増えました。
1ヶ月に35件受注する。
この案件を週休2日で書こうと思ったら、1日に2件ほど書く日を作らなければ間に合いません。
Webライティングで人並みに生活しようと思ったら、ホンマに早く書かんとアカンのね~(。 ・ω・))フムフム
……って、少しは思っていただけたでしょうか?
ですが、これは契約が続いているという設定です。
もし続かなかったら、収入は0円になります。
また、クラウドワークスで並ぶ案件は0.1円から存在し、低額の報酬のほうが圧倒的に多い。
仮に1記事1万文字で1文字0.5円の仕事を継続的に受けているとして、それで月に30万円を稼ごうとしたら、単純計算しても、先ほど計算した記事数の倍になります。
もちろん、1文字1円、もしくは2円以上という案件もあるにはありますが、そういった案件ほど難易度が高くなります。
(※「文字単価が高い案件=必ず難しい」とまでは言い切りませんけども)
早く書く方法は、前の日記でもご紹介した、この書籍が一番安い方法かと。
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1冊、1,430円。
電子書籍なら、楽天1,298円 Amazon(Kindle)1,168円。
この本の信者ではないんですが、いろんな教材・講座を探して読み、体験し、もっとも安く、一番わかりやすかったのがこの書籍でしたので、勝手にオススメしています。
どこで学ぶかは、いったん置いておいて。
ともかく、「早く書く」というのもスキルの一つです。
技能なので、学んで練習すれば次第に早くなります。
ですが早く書けるようになったら、次の段階へ移行しなければいけません。
早く書けるようになったら、次は「質の高い記事」が早く書けるようになるを目指す
クラウドワークスで並ぶ案件は0.1円から存在し、低額の報酬のほうが圧倒的に多い。
もちろん、1文字1円、もしくは2円以上という案件もあるにはありますが、そういった案件ほど難易度が高くなります。
(※「文字単価が高い案件=必ず難しい」とまでは言い切りませんけども)
さらに付け加えるのであれば、案件が継続して続く保証がないということ。
継続してクライアントから仕事をもらおうと考えるのであれば、クライアントが望む文章を100%の完成品としてお渡しする必要があります。
高額の案件を出すクライアントは、それに見合った文章を求めると思ったほうが無難です。
自分のサイトに載せる価値がないと判断されれば、そこで終わると考えたほうがいいでしょう。
記事を早く書ことは訓練でなんとかなるとしても、同じクライアントさんの案件を受け続けるほうが難しいかもしれません。
そもそもクラウドソーシングの案件は、契約書を交わすわけではなく、単発の案件を積み重ねる感じの働き方です。
仕事を積み重ね、クライアントから気に入ってもらえたら、続けて同じ仕事を回してもらえるというシステムになっています。
だからこそ、質の高い記事を早く書けることは強みになります。
また継続を切られるときは、理由も伝えられずに連絡が来なくなるので、原因究明をしにくいです。
いりのも2件ほど、クライアントから継続を切られたことがあります。
1件目はわかりませんが、2件目は「早さ」だと思いました。
文字単価に対して記事を書くペースが遅かったため、継続を切られたように考えています。
継続を切られないためには、自分自身で質の高い記事が書けるように、常に語彙力を磨いて鍛錬する必要も出てきます。
質が高いと認められれば継続に繋がりますし、早く書ければWebライターとしての強みにもなる。
他で認められている実力が他社で認められないのであれば、継続を切られる原因が自然にわかるのではないかと考えたからです。
同時に、私がWebライターに向かないと思ったのは、そういった理由のせいです。
質が高い記事を、早く書くことが難しいからですね。
書くことが難しいというより、書かない方が自分のためだと思いました。
私は質の高さを求めると、時間を気にせずにどこまでも追究しようとします。
しかしそれはWebライターとしての姿勢ではなく、単なる自己満足でしかありません。
どちらかといえば、小説の書き方ですね。
あと、好きな内容の記事も質にこだわりがちなので、無理だなぁと思いました。
猫とかアニメとかマンガですね^_^;
主婦なので、家庭とか家事関係の内容なら書けるかなと応募してみましたが、私には難しいとわかりました……_| ̄|○
そこでいりのは悩みました。
私に合った案件はなんだろうか、と。
自分の得意分野を知り、個性を生かして早く書く
冷静に考えれば、「そりゃ当然ですよね」的な話なんですけどね^_^;
私は、自分に合ったライターとしての仕事ってなんだろうな~と考えながら、仕事を探していました。
登録したての頃は、案件へ応募しても落とされていましたし、テストライティングを行っても内容如何では難しくて書けない。
これは無理だな、辞めるかと考えていたときでした。
たまに、登録したての私に、声をかけてくるクライアントさんが複数いました。
それがYouTube動画のシナリオ案件を発注しているクライアントさんだったんですね。
私がプロフィールでの職種経歴に、「元ライトノベル作家」と書いていたのを見た方でしょう。
以前からシナリオ系のお仕事は、ちょこちょこスカウトが来ていましたが、自分に書けるとは思っていなかったんです。
自信がなかったので。
ですが、会社が運営するサイト記事やブログ記事の案件が書きにくい以上、そういった案件も試してみる必要があるかな~と考え直しました。
なにもせず、ただ不合格の烙印だけ押されて登録抹消するというのも、経験にならないなぁと。
そこでYouTubeシナリオのストーリー内容を調べて、書けそうな案件に応募。
そして実際に書いてみたら、思っていた以上に書けること、そして一番早く書ける内容だと気づきました。
おかげで今でも継続して案件を受けています。
シナリオ案件の文字数の相場は2,300文字~10,000文字くらいです。
相場は1文字0.3円~1円。
もちろん、それよりも高めの案件や低めの案件もあります。
案件を見ていると、だいたい平均0.5円くらいかな~と思います。
シナリオ案件のクライアントが応募するパターンは以下の通り。
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テスト案件は安く、合格後、数本書き続けたのち、1文字1円になるパターン
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テスト案件は安く、合格後、金額は上がるが、以降ずっと同じ値段のままというパターン
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テスト案件は安く、合格後、ずっと同じ値段だが、週に書いた本数や動画の再生回数などでボーナスを付与するパターン
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最初から納品するシナリオ数を決めているパターン
だいたい、この4パターンでしょうか。
私は1と2のクライアントと継続しています。
私が書く文字数は4,000文字~5,000文字くらいです。
これを「ネタ起こし⇒調査(調べ物)⇒プロット作成⇒シナリオ作成」まで、おおよそ3~5時間くらいで書き上げます。
(※ただし、一気に4時間くらいで書き上げるわけでなく、隙間時間を合計しての3~5時間。もっとも時間がかかるのが調べ物です)
家事や仕事(現在は休職中)の合間なので、まぁこんなもんでしょうか。
ですが、今のところは合ってるんじゃないかなと思っています。
2ヶ月で、当初の目標である、「報酬で3万円を稼ぐ」に到達しました。
予定よりも早く到達できたので嬉しいです^^
最終的にWebライターを続けられるかは、働き手の「熱意」にかかっている
これは根性論ではなく、明確な目的とそれに対するやる気があるかですね。
あと、適当に手を抜けるか。
仕事ができる人は、手抜きも上手い人が多いと思いますので。
そして、
「この案件、私に合っているかも」
そう思える仕事に出会えることが、インターネットで継続して仕事を受けるための条件なのかもしれません。
自分ですべてを管理して仕事を行う、クラウドソーシングの案件なんて、
「熱意(やる気)」
「明確な目的(稼ぎたい)」
この2点がなければ続けられないんじゃないかと感じます。
特に「お金が欲しい!」という熱意は、強い欲求です。
稼ぐためにはどうすればいいのかと考えたら、おのずと行動のための思考が生まれるのではないかと思います。
クラウドソーシングで稼ごうと思案中の皆さま、ぜひがんばってみてください。
いろいろと条件はありますが、決して稼げないわけではないということが、いりのは体感してようやくわかりました。
職場復帰するまで、がんばるぞ~
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