おはようございます、いりの@です。
朝から突然、お酒の話で恐縮です。
実は私、かなり下戸です。
しかも日本酒でアレルギー反応が出るので、他でも出るんじゃないかと怖くてアルコールはほとんど摂取しておりません。
下戸だとわかっているくらいなので、飲んだことはあります。
よくある会社の付き合いなどです。
お酒を飲んだ夜は体中がかゆくなるので、アルコールは体がかゆくなるものなのだと思っていました。
洋酒や日本酒を問わずに美味しいお酒は美味しいことも知っていますし、好みであるお酒や苦手なお酒も覚えました。
やっぱり未だにビールの美味しさはわかりません……
(※仕事が終わったあととか、しばらく水を断っておいてから、キンキンに冷えたビールを飲む良さなども理解できません)
飲むことに喜びを覚えなかったおかげで、アルコールを飲むことがスッパリやめられたんでしょうね。
おそらく、お酒好きだったら、アレルギーがあってもコッソリと飲んでいたと思います。
……で、ここからが本題なのですが^^;
割烹旅館の仲居を務めていたときに、お客様に酒の話を振られたとき、素直に「私、下戸なんですよ。しかもアレルギーもあるので飲めないんです」と答えていました。
すると、ほとんどのお客様が
「それは人生、半分損してますね」
……と、おっしゃる。
私としてはお酒が飲めなくて不便を感じたことがないので、笑顔で「そうですよね~」と答えはしますが、内心では
ええっ!?なんで?( ;´Д`)
……と、当然なります。
お酒が飲めないだけで人生半分も損したと感じたこと、ミジンコほどもありませんけど?
……と、言いたいですが、もちろん言いません。
言ったら大変なことになりますしね(笑)
まぁ、お酒が好きな人からすれば、好きなものが病気で飲めないという事実は半分どころか人生すべてがかかるほどの悲劇かもしれません。
でも本人に悪気はなくても、会話の流れ上の社交辞令だとして、その価値観を他人に押し付けるってどうなんでしょうね。
仮に小説なんか書きたくもない人に、私が「小説を書かないなんて、人生半分損してますよね」って言ったら、おそらくキレると思うのですよ。
だって書きたくないんですから。
お酒を飲めないのは「好きだけど飲めない」人ばかりではないということを、世のお酒好きの方々には知っておいていただきたいのです。
私はお酒は好きですが、飲む方が好きなのではなく知識として情報を持っていることが好きです。
(※でも、美味しい日本酒なんかは好きですよ。アレルギー出ますけど)
なので、お酒が飲めなくても、その情報さえゲットできれば喜びへと変化します。
テキーラの産地とかウォッカの産地とか、ジン、スコッチウイスキー、ワイン、ビール、お酒にはどれくらいの種類があって、主原料はなにで、どれくらいの度数なのか。
美味しい飲み方とか、レモンや炭酸など、合わせて飲むと美味しい食材。
お酒を使用した、カクテルの名前や作り方。
そういうのがわかればそれでいいんです。
たくさん飲まなくても、少しだけ味見ができたらそれでいい。
でも、これってお酒だけに限らず、食べ物でもいえると思うんですよね。
「〇〇を食べない(飲まない)なんて、人生の半分を損している」
たまに食べ物でもいう方いますけど、でもお酒のほうが多い気がします。
だけど小麦粉アレルギーの人に「パン食べないで~」「ケーキ食べないなんて~」、だから「人生半分損している」なんて、どう考えても言えないじゃないですか。
言いにくいのは、小麦粉が主食だから?
言いやすいのは、お酒が嗜好品だから?
食物アレルギーだと言いにくくて、なぜお酒は言うのでしょうか。
日本酒アレルギーだって同じなんですよ~~( ;∀;)
いえ、アレルギーでなくても、こんな呪いでしかないような文言を気軽にぶつけないでほしいなぁ…とお酒好きーな方へ願わずにはいられません。
下戸の独り言でした。