昨日、愛猫のロッキー(茶トラ)が亡くなりました。
7歳6ヶ月という、家で飼う猫としては短い生涯でした……
昨日の朝、おかしな呼吸をしていることに気づき、慌てて病院へ連れてゆきました。
色々な検査の結果、肺の外側に膿が溜まっていることが判明し、そのせいで呼吸が苦しくなっていたようです。
原因は他の猫とのケンカかケガか、風邪とのことでした。
(※ケンカの相手はわかりません;;)
ロッキーは気弱な優しいコのくせに窓を開けた隙にお外へ飛び出してしまう猫ちゃんだったので、どこかで野良猫と格闘して胸のあたりを噛まれたか爪でひっかかれたか……
もしくは寒い中歩き回ることで風邪をひいてしまったか……
今となってはわかりませんが、なんらかの理由で体内へ雑菌が入ってしまって、結果、膿が溜まってしまいました。
肺から膿を抜くために麻酔をかけていただいて、管を通してもらって… …
動物の場合、この麻酔の段階で亡くなるコもいるのですが、ロッキーはなんとか耐えてくれました。
でも、なかなか麻酔から覚めず、先生も心配してツレに電話してくれたり、、ツレが様子を見に行って帰宅した後に、ようやく起きて座ってくれたそうです。
病院へ連れてきたときのような、「な~お、な~お」という変な鳴き方をしていたそうで…
たぶん、目が覚めたら私もhiroさんもいなかったので怖くなったのでしょう。
昨日、病院へ連れてきたときも、私から離れずにそんな鳴き方をしていました。
特に入院の準備をしていたときは私に抱き付いて離れませんでした……
でも、そのまま連れて帰っても死ぬしかない命だったので、ここはがんばってもらおうと、麻酔が効いて眠るまで傍にいたのですが……
ただ、ずっと嫌な予感はしていました。
いつもと違う鳴き方をする様子を見て
「ロッキーも死が近いことをわかっている。そして怖いから離れたくないと鳴いている」
…とも思いました。
悪い予感というのは当たるもので。
今朝は様子を見に行こうと用意だけはしておいて、家事を済ませてから病院へ行くつもりでした。
hiroさんから急変の知らせを聞き、病院へすっ飛んでいったときには、すでに自発呼吸をしておらず、たくさんの管に繋がった状態になっていました。
仕事の合間にhiroさんも飛んできてくれました。
先生の説明によると、膿は全て出たのですが、意識がなかなか戻らなかったこと。
夜中に一度呼吸が止まったけれど、人工呼吸器によってなんとか自発呼吸に戻れたこと。
けれども、今朝になって突然血糖値と体温が急激に低下し、人工呼吸器を付けた状態でなければ呼吸ができなくなってしまったこと…
……などを教えていただきました。
先生は28℃まで落ちてしまった体温を上げるために、お湯を入れたペットボトルをあてがってくれたり、ストーブやエアコンをガンガンにかけてくださったり、体の下に小さなホットマットを敷いてくださったり……
血糖値を上げるためにブドウ糖注射してくれていました。
なんとか血糖値も上がり、体温は35℃まで上がったのですが(猫の平熱は38℃くらいなので、まだ低い)、自発呼吸は戻らず…
ただ心臓のみが動いているだけの植物状態となりました。
私たちは最終的な判断をするしかなくなりました。
ただ、病院へ行ってロッキーと対面したときには、すでにココにロッキー(の魂)はいないと感じていたので、私の頭の中には、もう連れて帰ることしかありませんでした。
先生が診察をしながら、処置をしてくださっている合間に
「先にシシィのところに帰ってなさい。シシィが迎えてくれるよ」
と、先住猫の名前を出して呼びかけて、頭を撫でていました。
「お家へ帰ろうね、ロッキー」
そう言ったときに、ロッキーの頭が少しだけ動きました。
少しだけ、意識が戻ったかのようでした。
最終的に呼吸器を外したあと、大きな痙攣をおこしてから、まったく動かなくなり、心臓も停止しました。
今は箱の中で、たくさんのお花に囲まれて眠っています。
体は冷たいですが、お家に帰ってきてから、ようやくロッキーを身近に感じることができるようになりました。
姿を見ても「ありがとう」と「ごめんなさい」しか言えませんが…
それでも何とか生き抜いて、私が大好きで離れない甘えん坊の男の子でした。
もっと可愛がってあげればよかったとか
最期に抱きしめてあげればよかったとか
後悔ばかりですが…
天国で幸せに暮らせるといいな~と願っています。
ありがとう、ロッキー