今日から卵巣がん治療で、いろいろと経験したことを含めて、書いてゆこうと考えています。
がん専用で別ブログを立ち上げて書こうかなとも考え、試行錯誤しました。
でも、な~んかしっくりこないんで止めました。
ほとんど自分のための記録日記。
体調が良いときに、ちょこちょこ手帳へ書き残していた記録から、卵巣がんが見つかった後の行動を写しておきたいと思います。
卵巣がんが見つかってからやったこと、起こったこと
検査、診察、検査、説明!!
2022年の6月頃にアップした日記で、卵巣がんがみつかりましたと書きました。
roshiatehamother413951.hatenablog.com
がんが判明すると何が頻繁に行われるのか?
それは検査です。
とにかく検査と診察のオンパレード。
採血から始まり、CT検査、MRI検査、PETーCT検査、エコー(超音波)検査、大腸の内視鏡検査……等々
もしかしたら病院で受けられる全ての検査を受けるかもしれないとか、まじめに考えてしまいました。
その間に麻酔科での手術時に使用する麻酔の事前説明、婦人科で私の体の現状とそれに伴う手術内容の説明もあります。
ほとんどが検査と説明の日々です。
しかもコロナ禍ということもあり、入院前にはPCR検査を受けなければなりません。
コロナ陽性だと自宅待機となってしまうため、入院できずに1週間~2週間以上なにもできなくなります。
これが本当に困りものなのです。
実はいりのはコロナにかかってしまいました
3月上旬にがんの疑いがあり、3月中頃にはほぼ「がん」だろうということで、元々通っていた大学病院への転院となりました。
3月中頃に、一度目の診察を受けたまでは順調でした。
ところが、忘れもしない2022年3月28日、深夜1時か2時頃だったでしょうか。
就寝中、突然下腹に激痛が走りました。
飼い猫が私の体に飛び乗った瞬間でした(写真のような高さからではないですが^_^;)
このサビ猫レアはとっても甘えん坊で、私の体の上で寝るのはほぼ毎日のこと。
なので飛び乗るのも珍しいことではありません。
ですが、この日は違いました。
最初は「痛い」だったのが「すごく痛い」へ。
次第に呼吸ができないほどの激痛となって動けなくなり、ついには救急車を呼んでもらいました。
診察の結果、卵巣腫瘍の破裂(チョコレート嚢胞破裂)と判明。
緊急入院となり、その場でPCR検査となったのですが……
なんと陽性。
「すみませんが入院できません」と言われてしまい、抗生剤などを処方されるだけで自宅へ帰されてしまいました……(゚◇゚)ガーン
hiroさんが救急車の後ろをついてきてくれたので、帰宅するのは問題なし。
でも私がコロナ患者になってしまったため、彼は濃厚接触者になってしまいました。
10日ほど2階へ隔離され、hiroさんには1階のリビングで寝ていただきました。
食事も作ることが許されないため、すべてhiroさん任せです。
とはいえ、最初の5日間ほどは下腹部の痛みでほとんど寝たきりでしたし、強い抗生剤だったせいか嘔吐と下痢がひどくて家事どころではありませんでした。
不幸中の幸いといえば、hiroさんがコロナ陰性だったことでしょうか。
それでも、hiroさんも5日間ほどは自宅待機。
陰性と判明してから会社から出社許可が出るまでの数日間は自宅待機しなければなりませんでしたが、無事に出社できるようになりました。
hiroさんが職場復帰する頃には私の体調もだいぶ良くなり、普通に動けるようにはなっていました。
ですが、私にはコロナの症状はほとんど出ていなかったんです。
ワクチン摂取のおかげでしょうね。
痛かったり辛かったりした症状は卵巣腫瘍の破裂(チョコレート嚢胞破裂)の部分だけ。
それが治り始めると、健康な人と同じように活動できていました。
保健所の方が毎日電話をくださいましたが、コロナらしき症状を伝えることはありませんでした。
(※「帰宅してから下痢が続いています」と告げると、「処方された抗生剤のせいかもしれません。強いお薬なのかも」と言われました。おそらく、他のコロナ症状が出ていないのに下痢だけ続くのはおかしいと保健所の方も思われたのだと思います)
いやはや、ホント人生って何が起こるかわかりませんね。
大学病院での診察と検査、再開
コロナにかかっていなければ全ての診察・検査を終えて、4月下旬には手術を行う予定だったのですが、約2週間ほど予定が繰り下がりました。
4月中頃に改めて婦人科の診察が始まりました。
それからは1日で3種類ほどの検査を行うハードな日程で、週1日、多い日は2日、必ず大学病院へ通います。
検査の他にも、麻酔科の説明と同意書へのサイン。
当たり前ですが、どんな麻酔を使うのかという説明がほとんどです。
主に全身麻酔を行うことと、その後に何が起こるか、起こりやすいかの説明。
でも、一番わかりにくかったのが背中から管を入れるという麻酔です。
背中は重要な神経が集中しているらしく、麻酔を入れるととてもよく効くんだそうです。
おそらく硬膜外麻酔と言うのかな?
首から下のあらゆる部分の手術に使用できて、全身麻酔と併用できるうえに、術後も背中の管から麻酔を注入できます。
翌日には検査を行ってから、さらに採血し婦人科での診察。
このとき、がんのステージの予想を告げられました。
ステージ1c
おお。思ったより軽いんじゃね?
……とか、いりのは呑気に考えていました。
市民病院でがんを告げられたとき、卵巣がんをネットで調べましたが、わりと発見が遅れやすいがんらしいのです。
なので、発見時にはステージ2を超えてる可能性あるな~と思っていたので、少しだけ気が楽になりました。
もちろん、開腹しないと正確なステージはわからないのですが、おそらく大丈夫だろうと楽観視することにしました。
麻酔の説明でもそうですが、わからないことがあると人間は不安になります。
いりのも最初は不安でした。
ですが、不安になってばかりで小さくなっていても仕方がありません。
ネガティブでいても、がんに良くないんじゃないかなと思いましたし……
体の中に、良性だろうが悪性だろうが、腫瘍があることは事実ですしね。
なので、まな板の鯉ではありませんが、手術に関しては大学病院の先生方にお任せすることにしました。
なんせ自分で手術はできませんしね。
手術にしろ麻酔にしろ、わかるまで説明を受けても、すべてを理解できる自信もありませんし。
……と、まぁ、偉そうに書いてはいますが、実際に私にできることなんてほとんどないです。
コロナに再度かからないように注意し、体調を整えておくくらいで。
なので、手術前に「ステージ3です」とか告げられていたら、そう考えられたかは自信ないです(>_<)
そして、婦人科でも手術内容の説明と同意書へのサインです。
がんでなければ卵巣にある腫瘍だけを切除して終了。
がんであるならば、両方の卵巣、子宮、転移の可能性がありそうなリンパ節をすべて切除します、とのこと。
さらに、このときの説明では、人工肛門を付ける可能性があると告げられました。
腫瘍が腸に癒着していて切除する際、誤って腸を傷つけることが希にあるそうです。
もちろんそんな技術の持ち主が手術するとは思えませんが、外科医も人間です。
間違いがないとは言い切れません。
また、がんが腸や大腸へ移転していたら、そこも切除しなければなりません。
腸を傷つけた場合、人工肛門をお腹に付けて腸を守るのだとか。
ストーマ装具と言うそうですね。
さすがに、それは避けたいなぁとは思いましたが、お腹を開けてみないことにはわからないので、嫌とは言えません。
それだけのためにがんを放置するわけにもいかないので、もちろん承諾しました(T_T)
翌週が5月の連休に入ってしまうため、5月5日に入院し、翌6日に手術と決定しました。
この日が一番早い手術予定ですと、担当医は仰ってました。
でも、最終の婦人科診察が4月28日。
翌日からゴールデンウィークに突入してしまいますし、祝日は病院も休み。
なにより、29日以降で平日と言えば4月30日(金)、5月2日(月)くらい。
連休が絡むと病院も予定を組むのが大変なんですね。
とにもかくにも病院へは無事に入ることができました。
長くなりましたので、手術の記録は次回にいたします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。