おはようございます、いりの@です。
昨日の続きということで。
roshiatehamother413951.hatenablog.com
今回は四ツ辻から、山頂、伏見稲荷大社のご祭神が祀られている一ノ峰を目指します。
(※伏見稲荷大社の公式サイトにご祭神が書かれてありますが、難しくてわかりにくいので、山頂には神格化したお狐様がおられるのだといりの@は勝手に思っています)
四ツ辻まで到着し、京都市内を一望しました。
なにも知らずに登ると、ここが山頂のような錯覚を覚えるかもしれません。
なんせ景色は良いですし、達成感がありますしね^^
ここから動かない外国の方、けっこう多かったです。
ですが、参拝を目的としているのであれば、先を目指します。
ここは名前の通り交差点になっています。
- 建物がある右手のほうの道(赤)
- 真正面へと進める道(青)
- 参道らしき、長い階段の道(黄)
- いま登ってきた参道(緑)
初めてくると、必ずどこへ登ればいいのかわからずに迷います。
一応、標識も立っているのですが……
わかりにくいのよ、コレ(笑)
全然、目立ってませんしね……
四ツ辻を登りきる、一つ手前の階段踊り場付近に看板があります。
コレには書いてありますけどね^^;
看板の地図では四ツ辻を出発点として、一ノ峰を目指すためにぐるりと一周できるようになっています。
……さて。
私が貼った、先の画像からわかりやすく書くと
- 三ノ峰から順に一ノ峰まで登る、比較的ゆるやかな登り道ルート(赤)
- 御膳谷奉拝所や眼力社やおせき稲荷社などを通って一ノ峰へと進む、登りが比較的厳しいルート(青)
- 御幸奉拝所(一ノ峰には通じていません)(黄)
- 元来た参道を戻る(ふもとの本殿への戻りルート)(緑)
……と、なっています。
つまり、③と④は一ノ峰へ続いていません。
①か②のルートで目指すこととなります。
どこから登るのかは個人の自由ですが、個人的には①のルートが比較的楽に登れる気がしています。
(※②は下りでもキツい坂道です)
私とhiroさんは毎回①のルートです。
四ツ辻を右手へと向かいます。
やっぱり続くのは鳥居が立ち並ぶ参道です。
参道は同時に山道でもありますので、長い階段とさまざまな大きさの鳥居がずっと続きます。
登り切ったところで、ようやく三ノ峰に到着です。
左手には社殿があります。
祝詞を献上し、ご挨拶とお参りをして、続く二ノ峰を目指します。
やっぱりどこまでも鳥居と階段が続く……
階段を登り切ったところで、二ノ峰に到着です!
ここでも、左手の階段を登った先にあるお社で祝詞を献上し、ご挨拶とお参りをします。
そして、水分補給して、小休憩し先を進みます。
次がいよいよ、山頂の一ノ峰なので、気合いも入ります
長く続く参道に沿って、建立された朱色の鳥居。
ご祭神へと続く道には、人々の信仰心が静寂とともに並んでいます。
ようやく、一ノ峰に到着です!
一ノ峰に到着しても、景色がまるで見えないこともあってか、ここが山頂だとは気づきにくいです。
拝殿の前のお店の方はよく質問されるようで、道の前や、店の前には、やたらと「ここが山頂」だとかいろいろと書かれてあります。
名所でお店をやるっていうのも、なかなか大変です。
……っていうか、「なんでココに店が?」…と、毎回登るたびび思いますが(^▽^;)
これまでの画像を見たらおわかりになるかと思いますが、稲荷山にあるポイントごとの社殿の前には、必ずお店があり、お供え物が売ってあります。
いつの時代から存在するのか……
もしかしたら、お伊勢参りなどの参拝が流行った江戸時代などで、お供え物を忘れるウッカリ者のために始まった商売なのかもしれませんね。
(※あくまで私個人の憶測ですので、史実に基づいて書いているわけではありません)
さて。
一ノ峰の拝殿へと続く階段を登り、祝詞を献上してご挨拶をしました。
さらに、お守りを他の参拝者の方々の邪魔にならないように広げて、お稲荷さんにパワーを入れてもらいます。
私はご報告や新たなお願い事をしてから、拝殿の右手にあるおみくじを引きました。
引いた番号の内容は、額に収められている銅板のなかに書かれてあります。
以前、この銅板を写そうとしたときに「写すな」と低い声が聞こえたので、写真はやめています(;・∀・)
ブログにアップするつもりはなかったんですけども……よくよく考えたら、大事なご神託です。
叱られて当然ですよね。
ちなみに、一ノ峰で引いたおみくじは、本殿そばの社務所で番号を告げて代金を払えば、同じ内容のものを用紙でもらえます。
山頂・一ノ峰で水分補給の休憩がてらゆっくりと過ごし、しっかりと伏見稲荷大社のパワーを全身にいただいてから、帰路につきました。
帰り道は元来た道を戻るのではなく、前へと進みます。
鳥居は一ノ峰を向いているため、裏側~奉納された会社や個人の名前が刻まれている側となります。
先に書いた②のルートを逆に歩いて帰るわけです。
結構、すごい坂道でしょ?(^▽^;)
こちらのルートは、三ノ峰から順に登る①のルートと違って、朱色の鳥居の数がやや少ないです。
こうしてみると、やはり①のルートが正しい参道となるのかな~とも感じます。
しかも、この参道がとにかく長い印象が強いうえに、勾配がキツいのです……!
山登りをする際、登りよりも実は下りのほうが厳しいといいます。
下りは膝にきますので、気をつけて歩いてくださいね。
下りの途中、新しい鳥居に外国の方のお名前をみつけました。
おそらく伏見稲荷大社が観光地として、外国人観光客からの人気が高まってからだと思います。
少しずつではありますが、外国の方々の鳥居の奉納が出てきているようです。
この鳥居の方々がアメリカでしたが、他にも、ロシア・モスクワ、中国・北京と刻まれた鳥居を見たことがあります。
(※すべてをチェックしているわけではありませんので、もっとあるかもしれません)
単純に観光地だから来られて、鳥居が建てられるなら自分もと奉納したのか。
それとも純粋に仕事や会社のためなのか。
その真意はご本人に聞かないとわかりませんが、伏見稲荷大社の御利益が日本を飛び出して世界に向かっているのだと考えると、パワースポット巡りも実にグローバルになったものです。
でも、日本人でもパワースポットを目指して海外へ行く方もおられるのですから、あまり不思議な話ではないのかもしれませんね。
ちょっと休憩できそうな場所へと出てきました。
ここの売店の先、鳥居の手前に脇道へと続く道があります。
こちらは、さらに違うお社へと行く参道となっています。
本殿には戻れませんので迷い込まないようにご注意ください。
こちらの道は稲荷山の裏側になるのか、日陰が多くて涼しげです。
(※それでも、尋常じゃない暑さでしたけどね……)
稲荷山の三ノ峰~一ノ峰のちょうど裏側、北に位置する御膳谷奉拝所に到着です。
左手に伸びている階段からも入れますし、もう少し先にも御膳谷奉拝所へ入るための参道があります。
ここには御饗殿(みあえどの)と御竈殿(みかまどの)があり、一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰に神供をした所と言われているそうです。
毎年1月5日には「大山祭 山上の儀」が行われる聖地でもあります。
御膳谷奉拝所では、稲荷山に祀られているお塚の神々に御饌(しんせん)を供進する、「御日供奉献者」を募っているそうです。
加入を希望する場合は、直接、御膳谷奉拝所へ赴いてお申し込みするようですね。
初穂料は年額9600円と18000円の2種類です。
詳しい説明はそこで受けたほうが良いかと思います。
ちなみに、御膳谷奉拝所にはお供物がずらりと並べられています。
御膳谷奉拝所を通り過ぎて、先を進みます。
ここを通り抜けると、はがきで参拝でできることで有名な「おせき稲荷社」などがあります。
とある歌舞伎役者が喉の痛みを治してもらうためにお参りしたところ、その喉を治しただけでなく、さらにその役者の演技力が上がったことから、喉の神様として有名になったようですね。
ここはハガキやお手紙でも参拝を受け付けていることでも有名で、お社には木製の郵便受けがあり、たくさんのハガキが入っています。
お礼もありますが、遠方でお参りに行けない人のためのものでもあるようです。
ちなみに、伏見稲荷大社の住所は「〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68」ですが、「伏見稲荷大社おせき社」とだけ書けば、ハガキは届くそうですよ?
(※あて名はチェックしていませんが、ハガキや手紙を実際に届けに来た郵便配達員をいりの@とhiroさんは見たことがあります。本当に届けてくれます)
おせき稲荷社の近くには、小さな滝も流れていて、実に涼しい場所です^^
……で。
今回のいりの@は、このルートで一番のお気に入りのお狐様を撮らせていただきました。
眼力社のお狐様の像です。
この水を目に当てると、目の病が治るとか?
私は頭がい骨骨折をしたとき以外で目を悪くしたことがないので、実はあまりお参りをしたことがないのですが(^▽^;)
ですが、なんとなく、このお狐様は好きなのです。
最近は老眼がひどくなってきたので、参拝すればよかったかな?
でも、お会いできるだけでも嬉しいのですよ♪
ここまで来れば、四ツ辻へはもう少し……とは言っても、もう少し歩きますし、登り道となりますけどね。
四ツ辻まで戻れば、あとは元来た道を戻って下山するだけです。
また、あの朱色の鳥居を通り抜け、最初の三ツ辻へと戻ります。
ここまで来たら、昨日の日記に書いた納札所の近くです。
roshiatehamother413951.hatenablog.com
休憩所が、昨年くらいに新たに作られたので、疲れた方は少し休まれるといいですよ。
稲荷山への参拝は終了です。
あの朱に染まった鳥居の参道ともお別れ……
それにしても、稲荷山には数多くの鳥居が奉納されています。
ところどころ古くなって腐り落ち、抜け落ちている部分もありますが、一方で、その空いた部分に新しく奉納される鳥居もあります。
朱色の鳥居の大きさは個々それぞれなのですが、ただ一つ、変わらないのは信仰心。
本殿を通り、千本鳥居を抜け、さらに稲荷山へと通じる朱色の鳥居が建ち並ぶ参道から、四ツ辻を抜け、三ノ峰から一ノ峰まで。
もっとも多いかな~と感じるのは、三ノ峰から二ノ峰、一ノ峰。
一ノ峰へ近づくほど、鳥居が多くなる気がします。
ときおり鳥居がない隙間が現れるほうが驚いてしまうほど、びっしりと建ち並ぶ朱色の鳥居は、伏見稲荷大社のお稲荷さまを信じる人々の心の表れだと思うのですよ。
1300年前から変わらない信仰心が伏見稲荷大社に並んでいるのだと思うと、ふと、ここの空気だけは1300年前から進んでいないようで、不思議な気持ちになります。
それだけ、伏見稲荷大社の神様の御利益を得たいのかもしれませんね。
下山して、お土産屋のほうを道なりに歩いてゆくと、屋台がたくさんあります。
この連日の暑さのせいか、かき氷が飛ぶように売れていました。
左手の閉まったお土産屋さんの前で、外国人観光客の方々がかき氷を食べながらヘバっていました。
この道を先へ行くと、いろんなお食事処や土産屋などがあって、たくさんの人々で賑わっています。
私とhiroさんはヘバってしまったので先へ行くことは止めましたが、時間と体力に余裕のある方は、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
最後に1つアドバイスを。
稲荷山を登る際には、ヒールやサンダルは避けたほうが良いです。
道が整えられているので登山靴がいいとは言いませんが、ウォーキングシューズなどの歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
あとは水分補給できるように、飲み物を持参したほうがいいです。
今が夏だからではなく、稲荷山へ登ると、冬でも飲み物が欲しくなりますよ。
それでは、今回の京都・伏見稲荷大社への日帰り旅行はここまで☆
ご興味のある方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
素敵なパワーをもらえて、不思議な空間を感じることができる、素敵なパワースポットですよ!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m