言葉を紡ぐ日々

一生懸命、人生を楽しむ主婦いりのの気になること、好きなこと。がん治療のことや、たまにお役立ち情報なんかも書いてゆきます

NHK朝ドラ「半分、青い」はアラフィフに突入しようとする世代の青春時代を描いていると思うのだが、なぜかリアリティを感じない

おはようございます、いりの@です。

 

体調はやや低迷気味ですが、仕事は待ってくれません。

連休はがんばります!

 

今月1日の日記でブログを整頓していますと書きました^^

roshiatehamother413951.hatenablog.com

 

アメブロは完全閉鎖完了ヽ(=´▽`=)ノイェイ

FC2も、退会するのみとなりました。

 

それに合わせて、自分の記録用に日記も書いてゆきますが……

 

FC2で残っていた日記をもとに、先日、新たにブログを立ち上げてみました。

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私たちは毎日、誰かが作り上げた物語やなにかに触れているかと思うのですが、すべてを読むことは不可能なんですよね。

 

けれど、毎日、毎週、毎月、毎年、作品のどれかに触れることは可能です。

 

毎日毎日を積み重ねるなかで、読んだり、見たり、聞いたりしたものの感想を気ままに書いてゆきたいな~と思っています。

毎週木曜日が更新の予定日です(あくまで予定です)

 

最初は現在NHKで放送されている朝ドラ「半分、青い」の感想を書こうかと思ったのですが……。

 

感想が、出てこない……( ̄へ ̄|||) ウーム

 

アラフィフ直前の私としては、かなりリアルに当たる世代だと思うのですが、妙な違和感があるのですよ。

 

時代の雰囲気とかストーリーとかではなく、おそらくマンガが作中に出てきたときから、違和感が生まれたのではないかと思います。

 

私もドラマと同じくらいの頃、漫画家志望で本気でマンガを投稿していましたし、出版社へ持ち込みもしました。

 

くらもちふさこさんの絵が悪いというわけではないんです。

もちろん、マンガもちょ~素敵です。

 

絵の好みなどはあるかと思いますし、それはどうしても避けられない話です。

私はどちらかといえば、好みではない感じではあります。

ただ、それとストーリーの面白さはマンガでは別物です。

 

ただ、おそらく、この絵を私が投稿しているときに描いていたら、出版社の方に「ちょっと絵が古いね~」って言われたと思うのですね。

(※私は実際に出版社へ持ち込みをしたとき、開口一番に編集さんから直球で言われたことがあります。当時好きだったベテラン漫画家さんの絵を真似ていましたので、かなりショックでした)

 

すでに人気のあるベテラン漫画家さんが描く絵と、今から描きたいと思っている漫画家タマゴの絵は別のものが求められます。

 

違和感って、いろいろあるけれど、たぶんソレもかな~と思いました。

 

1989年ころって、キャプテン翼聖闘士星矢鎧伝サムライトルーパー天空戦記シュラト……。

これらの美少年系アニメの二次創作から誕生した同人作家さんたちが、アマチュアながらもプロ以上に人気を持っていて、そういった同人界で超人気のある漫画家さんがプロデビューするということが多かった時代でもありました。

 

今では珍しくもない話なのですが、当時は同人からプロになるって、本当にすごいことだったんですよ。

 

その代表格がCLAMPさんや高河ゆんさんになるのでしょうか。

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もちろん、他にもいっぱい人気漫画家さんがいらっしゃいます。

 

それに個性的な絵柄を持つ漫画家さんたちが、たくさん出てきたのも80年代の後半からで、圧倒的な画力を持ったマンガ家さんたちが、スクリーントーンを駆使して超絶美しい原稿を仕上げていたのも、この頃です。

 

私たちは「トーンワーク」と言っていました。

ものすごく手間と時間がかかる作業です。

(※マンガでもっとも時間と手間がかかる作業がスクリーントーンを貼る作業なのです。作業のなかで一番楽そうと思われるかもしれませんけどね^^; 一番おもしろくて楽なのは下書きです(笑))

 

こち亀こと、こちら葛飾区亀有公園前派出所秋本治さんが、そんなトーンワークに対抗して1つの洋服の絵に5枚のスクリーントーンを重ねて貼ったというのをネタにして、当時友人どもとバカ受けしたものですが……

(※1枚の用紙に5枚のスクリーントーンを重ねて貼ったら、印刷時には真っ黒になります)

 

そういうギャグはともかく、シリアスなネタ、それも戦闘系マンガでは、その美麗な表現方法はひときわ目立って有利ではありました。

そのため少年誌や、ややマニア向けのマンガ雑誌で数多く見受けられました。

 

おそらく、私が読んでいたマンガがそちらのほうになるので、ピンとこないのかな~とも思います。

 

女なのに、マーガレットとかフラワーコミックとかフレンドとか、眼中になかったですしね^^;

(※花とゆめとかプリンセスは読んでいたけど……)

 

そんな私は基本的イぷちヲタのマニアなので、今でも一番好きなマンガ家さん、同人出身の作家さんです。

現在、電子書籍のほうでオリジナルを執筆されています。

 

少女漫画だと、ひかわきょうこさんでしょうか。

この方もベテラン漫画家さんですが、作品は好きでも絵柄はマネしていませんでした。

(※好きな漫画家をあげていったら、おそらくズラっと並べてしまうので、やめておきます^^;)

 

高校生当時、絵柄を真似たのは岩崎陽子さんかな?

とても上手い方です。

 

ちなみに高校時代のマンガ仲間(?)はプロ漫画家です。

大友克洋さんを敬愛しているメカ大好き野郎です。

(※いまでも、たぶんそうです。こいつの絵は真似たことないですけども)

 

先に挙げた方だけではなく、ジャンプ作家さんの絵もいっぱい真似ましたし、真似た方は数え切れないですけども(;´・ω・)

 

この当時の新進気鋭の漫画家さんのイラストや、人気の高い方の絵、人物描写の上手い方の絵を模写しまくって、そうして自分の絵に作り上げていった記憶があります。

 

マンガは絵の技術が上手いとか下手ということではなく、ストーリー重視だとよく言われます。

ですが時代に合った絵というか、絵柄の古い新しいということにも、とても敏感な世界だとずっと感じていました。

 

これはどの世界にも言えることですが、流行り廃りに敏感でないと生き残れません。

 

別段、マンガの書き方を知らなくてスケッチブックに描いたとか、スクリーントーンも知らないとか、Gペンや丸ペンなどのペン先の種類も知らんとか、そんなことは初心者にはよくあることなのでドラマ中に出てきても別段笑いもしませんし、驚きもしません。

 

ただ、東京行ってマンガ描くとか言ってるわりに、主人公はあんまりマンガ描いてないな~とか、イラストとか描かないのか?とかも感じますし、寝る間も惜しんで描いている姿がまるで見受けられない。

 

当時の私は寝る時間も惜しんで描いていました。

(※10代後半から20代の睡眠時間、平均で4~6時間でした。だから体壊したのかもしれませんね~)

 

マンガ大賞の応募締め切り日が近くなると、徹夜はあたりまえ。

 

授業中でも描いていましたし、ゴハンを食べる以外の時間はすべてマンガを描くことに捧げていました。

 

私は編集さんからストレートに「絵が古い」と言われたこともあったからだと思います。

 

そして常に最先端の絵を目指しつつ、おもしろいストーリーができないかと死に物狂いで考えていました。

 

hiroさんと付き合い始めた頃もマンガを描いていましたが、その頃からhiroさんはずっと言っていました。

 

「マンガを描くっていうことが、こんなに大変で、こんなに時間のかかる作業だとは思ってもみなかった」

 

描くことが大好きだったので、当時は大変だとは思っていませんでしたが、今から考えると体力のいる作業だったなと思っています。

 

死に物狂いで描いたマンガの投稿作品が秋田書店のプリンセスで最終選考まで残り、ペンネームが雑誌に載りました。

 

結局、その後デビューはできずに漫画家を諦めたけれど、作品や愛するキャラクターを捨てることができなくて、小説に書き直して投稿した作品が、私のライトノベルのデビュー作です。

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漫画家を目指すにあたってやっているはずのこと、そして確実にぶち当たるだろう、いろいろな壁が、朝ドラからは全然見えてこないなぁ……と思ってしまうのです。

 

私にとっては、まるでリアリティがないのです。

 

そのせいか、主人公が売れっ子漫画家に見いだされて東京行きの話が出たときなんかも、今までの私だったら嫉妬半分の気持ちで、「いや、話できすぎ。それはありえんだろ~」などと言っていたはずなのですが、今回に限ってはまるで思いません。

 

……というよりも、

サイン会へ行ってから道具も買い揃えていないようだけど、本気でマンガ描くの?

マンガで世界が変わったっていってるけど、なにを描くつもりなの?

親の反対を押し切って東京へ行って漫画家になって、読者となる人たちになにを読んでもらいたいの?

……という、クリエイターとして本来持っているはずの性根と漫画家としての努力する姿、なによりもマンガが好きという姿勢が主人公から欠片も見えないので、成功する姿もまるで想像できないし、期待感もないのです。

 

主人公が問題にしているのは、どうやって親の賛成を得るかだけ……

少しくらいは真剣にマンガと向き合っている姿を親へ見せてほしい……

 

ストーリーがどうのという以前の問題なので、ストーリーがまったく頭に入らず、感想が出ない……という結論に至りました。

 

でもまぁ、私が主人公の母親だったら、迷わず「東京へ行け」と言いますけども(笑)

 

本気で漫画家になりたいと娘が言っているのなら、人気漫画家が食うことと寝るところを提供してくれて、マンガを描くための勉強をさせてくれると言っているのですから、お断りする理由はないです。

 

主人公の弟くんが、お父さんやお爺ちゃんへ言ったことは正解。

「これはチャンス」

このチャンスを蹴るなんて、当時、本気で漫画家目指していた人たちに呪いの藁人形で一斉に呪われてもおかしくないレベルのチャンスです。

 

それに絶対に東京へ出たほうがいい。

そのほうが断然、プロデビューには有利です。

 

朝ドラ「半分、青い」の感想を長々と書いてしまいましたが…… 

独り言だと思っていただければ幸いです。

 

こんなに長くなるなら、せっかく立ち上げた新規ブログで書けばよかった(笑) 

writevariousopinions777.hateblo.jp

暇なときに気楽に覗いていただけたらと思います。

 

これからも、メインブログ共々よろしくお願いいたします<(_ _)>