言葉を紡ぐ日々

一生懸命、人生を楽しむ主婦いりのの気になること、好きなこと。がん治療のことや、たまにお役立ち情報なんかも書いてゆきます

【心霊体験?】周囲は全然怖くなかっただろうが、私だけが(たぶん)死にかけた話

おはようございます、いりのです。

 

hiroさんのお盆休みも終了し、久しぶりの一人の休日です。

撮りためていたテレビ番組などを消化しておりました。

 

そのなかの、毎年楽しみにしている「怪談グランプリ」を観たところで、昔あった体験が記憶のなかからふっ…と蘇りました。

 

そこで、昔の日記に書いてあったのを頼りに、書いてみたいと思います。

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12年ほど前、9月中頃と日記には書いてあります。

当時仲の良かった職場の同僚3人で、2泊3日の京都旅行へ行った日のことでした。

 

旅行最終日に3人で祇園にある辻利へパフェを食べに行こうと思ったのですが、辻利は長蛇の列。

そこで近所の甘味処で食べることに決め、そちらへ入ることにしました。 

 

席へ案内されてから、注文し、しばらくするととても目を引くおば様方が入店されました。

 

私の左斜めうしろの席へ案内された年配女性の二人組みで、別段目立つ服装というわけではなく、ごくごく普通のおばさま方なのですが、なぜだか妙に気になって仕方がない。 

 

同僚たちとの会話に戻ろうとしても、どうしても視線がそちらへいく。 

同僚たちにも「どないしたん?」と言われて視線を戻すのですが、やはりおばさま方が気になってしまう……


なぜだろう…… 
そう思っていたら、ふいに、左腕から引っ張られるような感覚がありました。

 

驚いて振り返りましたが、誰かがいて私の腕をリアルに引いているわけではないのです。 

左腕のそばには誰もいない……

それなのに誰かが私の腕を強引につかみ、引っ張り、私をどこかへ連れて行こうとしているのです。

 

このとき、私は感覚で「これは魂とやらを直接つかんで引っ張っているな」と感じていました。

 

まぁ腕を物理的につかむ手は見えませんから。

「なんで?」と驚く前に直感で理解した感じです。

 

しかし、そんなことが冷静に理解できたからといって、引っ張られる力が止まるわけではありません。

 

私はずっと引っ張られ続け、そのため、体が自然に左へ左へ流れてゆきます。 

 

とっさに受け止めた同僚のOさんが腕を持っててくれないと、倒れてしまいそうでした。 

 

ここにきて、店員さんがとんできて、顔色がおかしい私を気遣ってくれたのですが、説明のしようがないので 、
「大丈夫です」 
 ……と答えるしかない。

 

客に大丈夫と言われたら、店員も引くしかない。

 

おかげで私は、周囲から「突然パントマイムを始めた変な人」と見られていたと思います。

「なんだ、あの姉ちゃんは?」と思われていたんだろうなぁ、恥ずかしい。

 

それでも、私は本当に引っ張られているのだから仕方が無いし、ご迷惑をかけて申し訳ない。

 

しかし私は答えながらも、左腕や顔からなにかが抜けるような感覚を覚えはじめていて、かなり気持ちの悪い状態でした。

 

支えてもらっているのに、体は次第に引っ張られている方向へと倒れてゆき、今にも床に倒れ込みそうです。

 

気持ちが悪い感覚に慣れ始め、もう床に落ちそうだと思ったとたん、視界が暗転。

物理的に目は開いている感覚なのですが、なにも見えないのです。

 

あれ?おかしい?目は開いてるやんな、私?:-)

 

目を触って確かめてみるものの、その間にも、顔や左腕からなにかが抜けてゆきそうな感覚はどんどん強くなる。

 

目の前は真っ暗のまま、私の感覚は床へ床へと体が倒れて落ちてゆきます。

 

そのとき、ふと思いました。

ここで意識を手放したら、私はどこへ行くのだろう……

もしかしたら死ねるんじゃないだろうか。


このまま手放してみるのも面白いかな~と不謹慎なことを考えていたら、Oさんがもう一人の同僚Yちゃんを呼びました。 

「ごめん、いりのさんを思い切り叩いたって」 
「うん、ええよ~~」 

実はこのOさん、かなり強い霊感の持ち主。

どうやら私のパントマイムの一部始終が見えていたようで、そういう感覚に疎いYちゃんに頼んだようです。

バンッッッッ!!!!!!!!

元バレー部Yちゃんが私の両腕を力いっぱい叩きました。

 

すると唐突に、私はフワリと自分の中へ戻っていることに気づきました。

我に返るというのはこういう感覚なんだろうなと思うくらい、ハッと気づいた感じです。

 

左腕の引っ張られる感覚もなくなっていました。


「まだ? 叩いたらええの?」 

バンバンバンバンバンバンバンッッッ!!! 


続けて背中に激痛が。

さっきは感じなかったのに、今度はめちゃくちゃ痛い。

 

私のためにと、一生懸命に叩き続けるYちゃん。 

さすがに食べたデザートを戻してしまいそうだったので、それくらいでやめていただきました。

 

霊感の強いOさんの話だと、後から入ってきた二人組のおばさまの一人が、どうも変な霊を連れてきていたのだとか。

 

その霊が、感覚的に存在をつかんでいた私に目をつけ、どこかへ連れて行こうとしたのだと、店を出てから聞きました。

あのままだったら、いりのさん死んでいたよ、と。

 

ちなみに彼女たちの話ですと、私の肉体は確かに引っ張られていたように前後に揺れて動いていましたが、左側へどんどん倒れていくような感じではなく、ただ引っ張られて揺れているだけだったようです。

両目もちゃんと開いていたと。

 

やはり私の魂だけがどんどん引っ張られていて、床へ引きずり落とされそうになっていたのでしょうね。

 

リアルに霊が見えるOさんじゃなくて、なんで私なんだよ~とブ~たれていたら、確かOさんは「いりのさんが気に入ったみたいで、入店してすぐ目をつけていたからね~」と怖いことをサラリと言ってきたような記憶が(^◇^;)

まぁ無事に助かったので良しとします。

 

霊にも気に入る気に入らないがあるのね。

……というか、もともと人間なんだから、そういうのはアリか。

 

ですが、あのときの体験は、今でも不思議に思います。

 

あのとき、OさんとYちゃんがいなかったら、私はどうなっていたんだろうかと。

引っ張られる感覚に従っていたら、私はどこへ行くことになったのだろう……と。

 

ただ確実に「死ぬ」ということだけは私にも感覚でわかっていましたから、おそらく死んでいただろうとは思います。

 

「死」の先にあるもの……

 

あのまま悪い霊に引っ張られたら、私も悪霊になっていたのでしょうか?

あの世の悪い世界とは、どんな世界なのでしょう……?

 

そうならないように、きっと見えないなにかが助けてくれたのかもしれません。

ありがとうございます、みえないなにかさん<(_ _)>

 

この頃はまだ、今のように寺社仏閣を回っていない頃だったので、不動明王様へおすがりすれば大丈夫ということも全然知りませんでした。

(※桜井識子さんの著書かブログで、不動明王様にご縁をいただければ、お助けくださいと心に念じて真言を9回唱えれば助けていただけるのだと知ったのは、つい数年前です)

 

そうそう。

そういえば、先月にも宿泊先でちょっと怖い思いをし、不動明王様に助けていただいて難を逃れたのですが……

 

その話は、気が向いたときに、またいつか^^

 

今日は「心霊体験って、夜中の心霊スポットへ行かなくてもできるんだな」って、初めて知った、12年前の経験でした(笑´∀`)

 

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました<(_ _)>