おはようございます。
先日の日記で体調の低迷期だと簡潔に書きましたが……
roshiatehamother413951.hatenablog.com
今日は、その話を書こうかと思います。
うつ病など心の病を患うと、冬を過ごすことが辛くなると気づいた
1月中頃から3月初旬にかけて、いりのは心身のバイオリズムが狂いやすくなる(変調には個人差があります)
どうも私は1月後半から3月にかけては体調面だけでなく、精神面もかなり低迷するようでして、アンバランスな状態となり体調を崩しがちになります。
この事実にハッキリ気づいたのが、40代前半だったと思います。
ただこれまでも、ハッキリと気づく前からも1月下旬から3月に入るくらいまでの期間、なんとなく調子が悪いな~と感じることは多々ありました。
つまらないことで仕事をミスしたり、ふとしたことで体がだるくなったり、気分が落ち込みがちになったり。
ですが体調が低迷する時期が、成人式を過ぎたあたりから突入する閑散期と重なっています。
低迷期がその頃から始まることもあって
「仕事が急にヒマになったからそうなるのかな?」
……そんなふうに考えていました。
「違う」とハッキリ気づいたのは、2~3ヶ月に1回ほど受診している精神科のお医者さんに言われた言葉がきっかけでした。
「この時期になると、患者さんのほとんどがそう言うんですよ」
……ってことは、私も同じってことや~~ん:-)
実は神経科の担当医は、一度も私に「あなたはうつ病ですよ」と言ったことがないのです。
(※私の記憶なので、正確ではありませんが)
もしかしたら問診で、いりのという人物は発言を額面通りに受け止めてしまうと判断したのかもしれません。
私は自分が考えている以上に真面目すぎるらしいです。
(※hiroさん談)
最近はやっと柔軟な思考に変化してきましたが、昔はなんでも真面目に捉えすぎて必要以上にがんばりすぎる嫌いがありました。
そのため、うつ病だとハッキリ診断することで、私が強く「うつ病」を意識してさらに症状を重くしないように気をつけてくださったのでしょう。
だとしたら、この季節に心身ともに体調が悪くなるのも納得だと、当時の私はすぐに納得しました。
この発言を受けたときの私は、すでに「私はうつ病にかかったことがある」という自覚があったからです。
主婦うつからペットロスまで~思い返せば長く患っていたような~
ペットロスには要注意~うつ病への入り口になりやすい
私が精神科を受診したのは結婚前の不眠症からですが、その間に私は(おそらく)何度かうつ病にかかったことがあります。
はっきりと意識しているのは、飼っていた愛猫が亡くなったとき。
オス猫では初めて飼った茶トラのロッキー。
私はこの猫をとても可愛がっていたようで、亡くなったときはひどく落ち込み、自分自身を責めました。
あのときあぁしていれば…
もしかしたら、私のあのときの行動がロッキーを死なせた原因かもしれない…
ほぼ毎日エンドレスで責めます。
この「自分を責める」という行為がいけなかったのでしょうか。
私は知らぬ間にペットロスと呼ばれる状態へと移行します。
そうしてペットロスからうつ病へと移行し、最終的には自律神経失調症にもかかりました。
自律神経失調症にまで悪化させたせいか、この頃の症状がもっとも重かったです。
なにもする気が起きず、体が重くて自分の意思で動かせない。
本当に不思議なのですが、指1本動かすこともできないんですよ^_^;
頭もぼうっとして物事を考えることもできずにハッキリとしていなくて、ずっとベッドで横になっていました。
「もしhiroさんがいなかったら、このまま衰弱死するかも……」
ぼんやりとした頭の端で、そんなことを他人事のように考えている、そんな毎日……
そのせいなのか、この頃の記憶はかなりあやふやで何をしていたのか、ほとんど覚えていません。
でも記憶がなくても、死ななくて良かったなとあの頃を振り返るたびに思います。
はじめてのうつ病は結婚後か?
でも私が初めてうつ病にかかったのはペットロスからではありません。
これはあくまで憶測ですが、結婚してからすぐのことだと思います。
結婚してしばらくは普通だったのですが、結婚後に腰をケガしてしまい仕事を辞めたことがあります。
思えばあのあたりから、私の心身に変化が起こりました。
ひどい頭痛や不眠、死にたくなるほどの気分の落ち込みがありました。
そのせいなのか、たまに家出したり、ネガティブなことを言ったりしてhiroさんを困らせていたように記憶しています。
ネットの手記に見られるような、引きこもりになるほどの重いものではなかったためでしょうか。
なんで私はこんな変なことを言うんだろう?
どうして家にいることが突然辛くなって、いてもたってもいられなくなり、飛び出してしまうんだろうか。
突然起こる頭が割れるような頭痛はなんだろう。
なぜ、なかなか寝付けないんだろう。
かと思えば、昼間、急激な眠気に襲われるときもある。
軽い躁病にもかかっていたのか、妙にテンションが高いときもありました。
家出のたびに迎えに来てくれるhiroさんも内心では呆れていたでしょうし、不思議だったとは思いますが、根気よく付き合ってくれました。
今にして思えば、よく離婚にいたらなかったものだと不思議に思います。
年齢を重ねるにつれて、(自覚のない)うつ病は軽減していったとは思いますが、たまにドンッと顔を覗かせることもしばしば。
この頃の私は、パート先での事故による大けがや体調不良などで様々な病や経験を重ねているときでもあって、金銭的にも苦しく、辛い時期だったようにも思います。
ですが働きに出ても長くは続かず、長らく自宅療養をしなければならなかったことが、逆にストレス軽減となって症状の軽減へとつながったのかもしれません。
(※正確にはわかりません)
そんなある日、私は買い物先の本屋でうつ病に関する雑誌をみつけます。
結婚後、急激な環境の変化でうつ病に陥る女性がいるとその雑誌には書かれてありました。
それが「主婦うつ」だと。
そしてそこに書かれてある症状が、過去の私の異常行動や症状に当てはまっていることに気づきます。
そっか……私はうつ病やったんか……(-_-)
ここでようやく、私は気づけたのです。
診察の際、神経科の担当医に軽い感じで質問しましたが、
「そういう人もおられるかもしれませんね~(^_^)ニッコリ」
……と、軽く流されたように記憶しています。
(※……が、定かではありません)
やはり当時の私では、断言してはいけないと判断されていたのかもしれませんね。
ともかく過去に患っていたうつ病のせいで、私は今もって木枯らしの吹く雲が重たい色の季節には心も体も重くなるようになっていたわけです。
辛い冬はどんな風に過ごすのが良いのか?
心に無理をさせないことを最優先にしています。
体調も気遣う必要アリではありますが、その体調を崩す原因が心にもありますので、最優先すべきは心のあり方です。
あとは充分な睡眠と無茶な行動を控えることでしょうか。
ちょっとしんどいな、心が重いな、と思ったときは家事も仕事も逃げるようにします。
ほこりが2週間たまったとしても人間そうそう簡単に死んだりしませんし、それは洗濯でも炊事でも同じこと。
2週間ほか弁が続いても、死ぬことはありません。
仕事も同じで、私が休んだからといって仕事が回らなくなるということはないんです。
(※責任ある立場にある方は間違っていると思われるかもしれませんが、私はどんな立場の方でも同じではないかと思っています)
とはいえ、家事と違って他人に迷惑をかけるぶん、そうそう簡単に仕事を何日も休むわけにもいかないので、冬は入る日数を少なくするとか、体調が悪い日は早退させてもらう、などで乗り切ります。
そういうことを続けてきたおかげなのか、最近は気持ちの切り替えで乗り切ることができていますし、仕事を楽しむようにもしていますので、以前のような辛さは薄れました。
そうすれば必然として体調管理はできてゆきます。
心の声を聞き、素直に行動すること。
それができにくいときは気持ちを切り替える、好きなことに没頭する。
あと愛猫たちに触れると、なぜか心がほっこりと和みます。
心が荒みそうなときは愛猫たちに抱っこさせてもらったり、頭をなでたり声をかけたりして過ごしています。
我が家のネコ様たちはお母たんである私の不調がわかっているらしく、そういうときは素直に抱っこさせてくれるんです。
不思議なものです^^
さすが我が家のネコ様たち!
ちょー賢いっ!(←親バカ(笑´∀`))
さてはて。
知ったような感じで書いていますが、ここまで到達するのに十数年もかかりました。
先にも書きましたが、うつ病から派生している心身の低迷期だと知ったのは、ほんのつい数年前のこと。
年明けからの冬が辛いことは漠然と感じていたため、感じ始めた当初はやり過ごす方法がわかりませんでした。
いろいろな経験を経て、家族の協力も得て試行錯誤した結果、ようやくたどり着いた感じです。
人によってやり方はあると思うので、自分なりの逃げ方を考えているといいかもしれませんね。
異常気象がうつ病患者の低迷期を変化させている?~主治医に聞いた意外な話~
今年の1月末あたりに神経科を受診した際に、「毎年恒例の心身の低迷期に入ったみたいです」と伝えると、担当医がおもしろいことを話してくれました。
神経科を受診する患者の多くが冬に入ると心や体の不調を訴えてくるのは恒例みたいなもので、どの患者さんも毎年必ず訴えてくる。
それでも不調を訴える時期には個人差があって、それぞれ医師に伝える月日が違っていた。
しかし今年は違っていて、皆さん同じ時期に一斉に訴えてきている。
長年神経科の医師として働いているお医者さんも、こんなことは初めてなんだそうです。
異常気象が続いていて年々冬が短くなっているとも感じる昨今、それが影響しているのでしょうか。
確かに冬の体調不良には個人差があるはずなので不思議な話だなと思います。
冬が短くなるのは私のような心の病を経験した者にはありがたいことですが、スキー場のような冬に繁忙期を迎える場所にとっては厳しい話です。
冬場が辛いのは一時的なこと。
辛い時期があるからこそ、それを乗り越えてやってくる暖かな季節に喜びと楽しみがあるのだということも知っています。
私は日本の四季が好きなので、子供の頃に感じた日本の情緒あふれる季節を感じたいですね。
とりとめのない話になってしまいましたが、皆さん、心にストレスをかけないようにお気を付けくださいませ。