言葉を紡ぐ日々

一生懸命、人生を楽しむ主婦いりのの気になること、好きなこと。がん治療のことや、たまにお役立ち情報なんかも書いてゆきます

うつヌケ うつのトンネルを抜けた人たち ~気ままな私の読書感想~

おはようございます、いりの@です。

 

今日の書籍は清々しい朝からお届けする内容の本ではないのですけども(;´・ω・)

朝からやや重いネタをコミカルに。

 

私自身が薬物治療のために服用しているディナゲストの副作用でうつ気味なので、少し前に読んだ本をお届けします。

roshiatehamother413951.hatenablog.com

それが田中圭一さんの「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

 

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

 

著者である田中圭一さんの経験をはじめとする、うつ病経験者(もしくは現在進行形で治療中の方々)の寛解まで一連の流れがコミカルに描かれています。

 

うつ病経験者であれば

「うんうん、わかるよ。ホントにそうなるよね」

と、うなずける内容の1冊です。

 

寛解のことを「トンネルを抜ける」という表現、とてもうつ病には合っていると思います。

 

うつを「心の風邪」ではなく、「心のがん」というのも、厳しい言葉ですが、こちらのほうが合っているとも感じました。

 

私も長らくうつ病を患い、トンネルを抜けていたと思っていたのに、数年前に

ペットロス

うつ病

自律神経失調症

…へと悪化させていったクチなので(;´・ω・)

 

うつ病に至る理由やうつヌケできたことなど、ここらへんの一連の流れは理解できます。

 

最初のうつ病はおそらく結婚直後だと思いますが、当時はうつ病だとは気づけませんでした。

 

知らずに猫を飼い(ペットはうつ病の治療にいいとされているらしい)、そのおかげで、うつのトンネルを抜けたものの、その猫を失ったことで再びうつ病に戻ったわけです。

 

最初はうつ病という自覚がなかったので、関連書籍など読んだりしませんでした。

(書籍が今よりも読みにくくて少なかったというのもあります)

 

うつ病の自覚がないまま普通に過ごしていました。

 

ときどき、どこかへフラ~~っと家出したり、超ネガティブなことを言ったりする、ちょ~~変な女だったと思います。

 

もともと不眠症でもあったので、すでに心療内科には通っていましたし、いろんな治療を受けてはいましたが、担当の医師は「うつ病」とはハッキリ診断しなかったので……

 

おそらく、私には言わないほうがいいと判断されたのでしょうね。

 

自分がうつ病なのではないかと気付いたのは、最初の猫であるシシィを飼ってから数年後のことです。

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シシィには現在進行形で本当に救われています……

(※亡くなったのは違う猫↓です)

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いろいろな経験を積んだ私は、心も重さを受け流すための方法として、自分の感情を俯瞰し、どう動くかを考えるようになっていました。

 

田中さんをはじめとする、うつヌケのインタビューに答えた方々が行ってきたことを、自然にやっていたわけですね。

 

ただ、わかっていても、うつ病に戻るときは戻るわけで(笑)

 

自律神経失調症に陥って初めて、うつ関連の書籍で重くない内容のものをいろいろと読みました。

 

あれ、本当に不思議なんですが、うつ病のときって文字が頭に全然入ってこないので、文字の書籍だと本当に読むのが辛いんですよね^^;

 

読んでいる端から言葉を忘れていく感覚……

なので、読んだ本を覚えていない始末(苦笑)

 

なので、マンガ形式というのは本当にとても良いと思うんですよ。

 

イラストがなんとなく記憶に残ります。

絵はインパクトがありますからね。

 

細川貂々さんの書籍も有名ですよね。

 

全巻読みました。

 

ツレさんの言動が自分に当てはまりすぎて、もう苦笑しっぱなし^^;

 

自分の相棒であるhiroさんの苦労もなんとなくわかりましたし、自分のうつ病が相手にわかってもらえない気持ちもわかります。

 

この本にはいろんな意味で救われました。

 

映画も観ました。

これはこれで面白いんですが、「ツレうつ」に関しては書籍のほうがいいかな。

でも、宮崎あおいさんがカワイイのでオススメです( *´艸`)

 

映画化される前にドラマ化もされたようですが、こちらは観ませんでした^^; 

 
 
藤原紀香さんの演技が苦手です……
原田泰造さんは好きなんですけどね……
 
 

 「ツレがうつになりまして」は、細川貂々さんの著書はツレさんと貂々さんの視点のみで構成されています。

 

つまり、うつ病患者とその家族の実録日記なわけですね。

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田中圭一さんの著書「うつヌケ」が「ツレうつ」と違う点は、様々な人たちのうつ病経験を掲載しているところです。

 

人生いろいろ~と昭和のヒット曲ではないですが、人生は本当に人それぞれなので、うつ病へ突入する理由も人それぞれです。

 

そして、人によってうつ病――心の病も多種多様です。

その多様性が「うつヌケ」には描かれています。

 

そこが面白い部分でもありますね。

自分はこうだったけれど、この人はこうなって、こうだったんだ~と。

 

苦しいのは自分だけではなく、他の方も自分なりの理由で苦しんでいて、それをなんとか乗り越えているんだよ。

 

だから、あなたなりのうつトンネルを抜ける方法を探してね。

きっとトンネルを抜ける方法はあるから。

 

…そんな力をもらえる1冊だと思います。

 

私はこの本をAmazonで知ったのですが、詳しい内容はNHKニュースで知り、そこから購入意識が生まれました。

 

絵が手塚治虫さんのソレに近いのも、買ってみようと思った理由の1つです。

 

アシスタントでもされていたんだろうか……

あまりに似すぎている^^;

 

ともかく、ものすごく影響を受けられたんでしょうね。

この絵のおかげで、うつ病という扱うと重苦しい内容が、とても受け入れやすくなっているとも感じます。

 

うつ病の人に限らず、大切な方がうつ病で苦しんでいるという方も一読してみるのも良いかもしれません^^

 

 その田中圭一さんがうつ病を抜け出す、きっかけとなった本が

自分の「うつ」を治した精神科医の方法

……なのだそうです。

これを次に読んでみようかな~~

 

まだまだ積んでいる本が多いので、また今度にしよう(笑)


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